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サウジの汚職対策委員会!
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反皇太子派を封じ込めか!
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サウジアラビア当局は11月4日、新たに設置された反汚職委員会の下で王子11人を拘束した。サウジ系の衛星テレビ局「アルアラビーヤ」が伝えた。これに関連して閣僚ら3人が解任された。サウジの国営テレビ局によると、経済・企画相、国家警備相と海軍司令官が交代する。
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反汚職委員会は、「サウジの発展を妨げる問題への積極的対策」の一環としてサルマン国王が設置を命じ、ムハンマド皇太子がトップの座に就いた。同委員会には汚職に関与したとされる人物の捜査や拘束に加え、海外渡航を禁止したり、資産を凍結したりする権限がある。
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汚職対策委員会は、著名な富豪1人を含む11 人の王子と、現職の大臣4人、大臣経験者数十人を拘束した。サウジ資本の衛星テレビ局アルアラビーヤが、匿名の関係者の発言を引用して伝えた。
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これとは別に、一時は皇太子の地位を争った国家警備隊相のほか、海軍トップに加え経済企画相も交代した。
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一連の取り締まりは、汚職対策委員会が国王令によって4日に設立された直後に報じられた。ムハンマド・ビン・サルマン皇太子(32)がトップを務める同委員会は、2009年に紅海に面する港湾都市ジッダで発生した洪水といった古い事案の調査に着手していた。今回の拘束について政府の公式発表は出ていない。
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サウジの複数のニュースサイトは、富豪として知られるアルワリード・ビン・タラール王子も拘束されたと伝えているが、公式には確認されていない。同王子にコメントを求めようとしたが連絡が付かなかった。
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航空当局者は、治安部隊がジェッダでプライベートジェットを着陸させたと語った。重要人物が立ち去ることを防ぐ意図がある可能性もある。
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米テキサス州ヒューストンにあるライス大学ベーカー研究所のクリスティアン・ウルリックセンフェローはAFPに対し、「拘束の幅の広さと規模の大きさは現代サウジ史で前例のないものだ」と述べた。「伝えられているアルワリード・ビン・タラール王子の拘束は、事実とすればサウジ国内外のビジネス界に衝撃を与えるだろう」
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「MBS」の略称で知られているムハンマド皇太子は、国民の約半数が25歳未満のサウジでミレニアル世代初の王位継承が見込まれているが、国王即位の時期は未定。国防から経済まで、あらゆる主要政策面で既に実権を掌握している事実上の支配者とみなされ、父親のサルマン国王から正式に権力を引き継ぐ前に国内の反対派を封じ込めようとしていると広く受け止められている。
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9月には影響力のあるイスラム聖職者など20数人が拘束され、組織的な弾圧だとして活動家が非難した。専門家は、拘束された人々の多くが、隣国カタールとの国交断絶などムハンマド皇太子の強気な外交政策に反対していたと指摘。国営企業の民営化や補助金削減などの大胆な政策改革に反対の人々もいたとしている。
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サウジの高官筋の話としてロイターは、拘束された人物として
・投資会社キングダム・ホールディング・カンパニーを率いるアルワリード・ビン・タラール王子、
・サウジアラビア国家警備隊大臣のムトイブ・ビン・アブドゥッラー王子、
・リヤド州元知事のトゥルキー・ビン・アブドゥッラー王子
・王室裁判所の元長官のハリド・アル・トゥヴァイリー氏、
・アーデル・ファキーフ経済企画相、
・アッサーフ元財務相、
・海軍司令官のアブドゥッラー・ビン・スルタン・アル・スルタン海軍中将
などを挙げている。
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タラール王子は世界屈指の富豪。ニューヨーク・タイムズによると、タラール王子はツイッターやシティグループ、21世紀フォックスの株主だ。さらに、ビル・ゲイツ氏やルパート・マードック氏、マイケル・ブルームバーグ氏といった「ビジネス界の巨人」とビシネスしていた。
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