千葉・市川市:収賄容疑で市下水道部次長逮捕・千葉県警!

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入札情報を漏洩し飲食接待受けたか!
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接待36回25万円分・捜査本部を設置!
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入札情報を業者に漏らし、飲食接待を受けたとして、千葉県警は7月30日、市川市下水道部次長の八田一生容疑者(59)を収賄と官製談合防止法違反の疑いで逮捕した。贈賄などの容疑で武内建設の代表取締役武内剛(59)も逮捕し、捜査本部を設置した。
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捜査関係者によると、八田容疑者は、武内建設会社から見返りに2022年12月~2024年4月、36回にわたって計約25万円相当の飲食接待を受けた疑い。
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捜査関係者によると、下水道部次長は2023年8月の汚水管工事(予定価格・税込み2億2026万円)など3件の一般競争入札で、予定価格や最低制限価格を事前に伝えた疑い。
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八田容疑者は「多数回飲食接待を受けたのは間違いない」。武内容疑者は「何度も飲食接待をした」といずれも容疑を認めているという。
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八田容疑者は23年8月と10月に開札された市川市の下水道関連工事の入札で、武内容疑者に予定価格を教えるなどし、入札の公正を害した疑い。同社は3件を計約3億9293万円で落札した。予定価格に対する割合を指す「落札率」は97%だった。
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八田容疑者は20年に市下水道部の前身部署で部次長となり、23年から下水道部次長として同部発注の入札の予定価格などを知りうる立場にあった。武内容疑者は八田容疑者から部内資料も提供を受けていたという。県警は30日、市川署に捜査本部を設置し、捜査2課と近隣6署の75人体制で捜査する。
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幹部の逮捕を受け、田中甲市長は「逮捕されたことは極めて遺憾であり、納税者である市民の皆様に心よりおわびを申し上げる。今後は、警察による捜査の推移を確認しつつ、事実関係が明らかとなった際には第三者機関のコンプライアンス委員会議を設置して厳正に対処する」とコメントを出した。
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