宮城県議・仁田和広容疑者を逮捕:あっせん利得容疑!

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中小企業を支援するグループ補助金を巡り!
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「省庁詣で」政務活動費で頻繁に上京!
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現職の自民党宮城県議会議員が逮捕された。
仁田和廣県議会議員が塩釜市内の水産加工会社がグループ補助金の交付を受けられるよう、県職員に口利きし見返りに報酬を受け取ったとして、あっせん利得処罰法違反の疑いで逮捕された。
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逮捕されたのは、宮城県議会議員で、七ヶ浜町吉田浜の仁田和廣容疑者(72)と、塩釜市内の水産加工会社「カネヨ山野辺水産」の社長、山野辺文幹容疑者(61)。
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2021年2月の福島県沖地震で被災した中小企業向けの補助金を巡って口利きをした同県議会議員の仁田和広容疑者(72)をあっせん利得処罰法違反(あっせん利得)の疑いで、水産加工会社「カネヨ山野辺水産」代表取締役社長、山野辺文幹容疑者(61)を同法違反(利益供与)容疑で逮捕。県警は「捜査に支障がある」とし認否を明らかにしていない。
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自民党宮城県議仁田和広容疑者が同補助金の継続や拡充に向け、政務活動費を使って中央省庁に要望活動を行っていた。仁田容疑者が県議会に報告した文書によると、2017~21年度の5年間で少なくとも省庁幹部と68回、国会議員とも18回面会した。仁田容疑者が国と地元とのパイプ役として「省庁詣で」を繰り返し、被災企業などへの影響力を強めたことも事件の背景にあるとみて詳しい経緯を調べる。
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同補助金に関する政務活動での面会は18年度の33回が最も多く、新型コロナウイルス下の20年度が25回、21年度が13回と続いた。
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省庁幹部や国会議員との面会場所は東京・霞が関や衆参両院議員会館で、目的は「事業の延長と拡充について要望」「問題点を協議し解決策を探る」などと記載。省庁幹部と新年に会食した例もあった。省庁や幹部、国会議員の具体名は記されていなかった。
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18年には塩釜市で加工会社役員と事業の問題点を協議し解決策を練ったほか、仙台市青葉区の県議会庁舎で同補助金を申請した企業幹部や県幹部と協議したとの記述もある。
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仁田容疑者は21年2月の県議会自然災害対策調査特別委員会で、県担当者らを前に「補助金が採択されない企業や自らの金が用意できない企業がいっぱいある。2、3年は延ばさないと事業完遂にはならない」と強調。「震災などで疲弊した人を助けたいというのが国の方針。はっきり言うと、中小企業庁と農林水産省の考え方だ」と言及した。
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同補助金は東日本大震災を契機に創設された。県内では19年の台風19号、21、22年の福島県沖地震でも適用された。逮捕された「カネヨ山野辺水産」山野辺文幹容疑者の会社は13年1月~19年12月に震災で計4件、総額約8億円の交付決定を受けた。
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仁田容疑者の逮捕容疑は、会社役員から同補助金を受けられるよう口利きを依頼され、県議会庁舎で22年1月上旬、審査担当の県職員に「本会議で問題にする」などと県議の影響力を使って交付を働きかけ、1月中旬に報酬として現金50万円を受け取った疑い。会社役員は報酬を支払った疑い。
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