大阪府・鶴見調節池:大深度区間の設計着手へ!

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寝屋川北部地下河川の4.6km!
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大阪府は、寝屋川北部地下河川事業で大深度地下を適用する鶴見調節池の設計に着手する。詳細設計委託業務を第3四半期に発注する予定で、委託期間は15カ月。現在申請中の大深度地下使用の認可時期などに左右されるが、早ければ19年度から工事着手できることになる。
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寝屋川北部地下河川の鶴見立坑~北部地下河川排水機場間約4.6㎞については、このうち約3.5㎞に大深度地下を使用する。大深度部分の想定事業費は1495億3970万円。
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鶴見調節池は鶴見立坑~城北立坑間の地下に整備する貯留管で、延長は1778m。内径は900mmで貯水能力は12万m3を計画している。区間途中から大深度となるため、管路が37分の1の急勾配となり、その最適な減勢構造などの検討も進めている。
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具体的な着工、完成時期は未定だが、事業概要書では鶴見調節池の工事は発進立坑築造工を1年目から4年目の半ばにかけて実施し、管路築造工を3年目後半から7年目末まで行う予定となっている。
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城北立坑から終点となる排水機場までを整備する都島調節池の工事期間は、到達立坑築造工が5年目末から9年目末まで、管路築造工が7年目後半から12年目末まで、排水機場築造工が11年目初めから19年目末まで。
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都島調節池は延長2905m、内径1150mm。計画貯水量は30万m3。
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