和歌山・日高川町:官製談合の疑い・2人逮捕!

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入札情報を業者に漏らしたか・副町長逮捕!
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9月21日、和歌山県日高川町の副町長が小学校の改修工事の入札情報を業者に漏らした疑いで和歌山県警に逮捕された。
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官製談合防止法違反などの疑いで逮捕されたのは、和歌山県日高川町の副町長・小早川幸信容疑者(66)と町内の建設会社駒場工務店の社長・駒場一仁容疑者(60)です。
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小早川容疑者の逮捕容疑は、駒場容疑者と共謀し、町が2022年6月30日に指名競争入札を実施した小学校体育館などの屋根の修繕工事3件で、同29日に基準額を駒場容疑者に漏らし、情報を基に最低制限価格を算定した同社に工事を落札させて入札の公正を害したとしている。県警によると、3件の工事の最低制限価格は計約1478万円(税抜き)で、各工事を数千円~数万円上回る金額で落札していた。
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町などによると、小早川容疑者は秘密事項である基準額の決裁に携わる立場だった。基準額は業者の応札後に公表され、その後基準額にランダムで決まる係数をかけ、最低制限価格は自動的に決まる。このため、最低基準価格そのものは副町長も知ることはできないが、おおよその額が分かる仕組みという。
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県警は21日夜、町役場などを家宅捜索。小早川容疑者が業者に事前に伝えることができる最重要情報が基準額だったとみて、情報を漏らした経緯や動機を調べている。
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町によると、小早川容疑者は1977年4月に旧中津村役場に入庁。合併後の日高川町でも建設課長を務め、定年退職後の2017年7月に副町長に就任した。
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逮捕された副町長は、少なくとも合併する前の旧中津村で建設課の職員だったころから建築会社と接点があったということで、警察は、2人が関係を深めていったいきさつについて調べている。
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警察は、22日、2人を和歌山地方検察庁に送ったが、2人の認否を明らかにしていない。金品の見返りがあったかどうかも調べている。
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久留米啓史町長は21日、町役場で記者会見し「信頼を裏切る行為で深くおわびする。二度とこのようなことが起こらないように再発防止の徹底を図りたい」と陳謝した。久留米町長は、「住民からも信頼の置かれた人物だと思う。仕事ぶりもきちっとしており、こういうことが起こるというのは予想外」と驚いた様子で話した。また、「私は事務畑で彼(小早川容疑者)は技術専門なので、私にはない部分を彼は持っている。私としては信頼して(副町長に)指名した」と語った。
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