カタール・OPEC脱退へ:エネルギー相発表!

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天然ガスでは世界一の規模を誇っている!
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わが国の将来性はガスにある!
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カタールは12月3日、2019年1月1日で石油輸出国機構(OPEC)から脱退すると発表した。産油量が少ないことから影響は小さいと判断。世界最大級の輸出量を誇る液化天然ガス(LNG)開発に力を注ぐという。
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サウジアラビアが主導するOPECでカタールの存在感は大きくないが、脱退によって世界の原油市場に与える影響力が低下する恐れもある。
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カタール政府はツイッターで「野心的な成長戦略を達成するには、努力を集中させる必要がある」と説明した。
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17年6月のサウジなどとの断交がOPEC脱退に影響したとも指摘されているが、カタールは関係ないと説明している。
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カタールのサード・アルカービエネルギー・産業相は3日、同国が天然ガスの生産に集中するため2019年1月に石油輸出国機構(OPEC)を脱退すると明らかにした。
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アルカービ氏は首都ドーハで記者会見を開き、「カタールは2019年1月をもってOPECを脱退すると決定した」と表明。カタールは1961年にOPECに加盟しているが、アルカービ氏によると記者会見前にOPEC側に脱退決定を伝えたという。
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また、カタールは石油生産を継続する一方、今後は天然ガスの生産に集中するという。同国は液化天然ガスの輸出で世界一の規模を誇っているが、アルカービ氏は石油について「大きな将来性はない」とし、「われわれは大変現実的だ。わが国の将来性はガスにある」と述べた。
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OPECは石油資源の豊富なサウジアラビアが主導権を握っているが、サウジアラビアは2017年6月、他の中東諸国とともにカタールとの外交関係を断絶した。
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エネルギーの世界もこれから10年でどのような様変わりを見せるのか、一般人には想像もつかないが、世界の情勢は大きなカーブを描いて変換しているのはないか。そのことは、世界の船会社がどのような運搬船を建造し、発注しているのか注意深く見ていると分かるだろう。
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