日露首脳会談:北方領土・奴らがウワテだった!

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ロシアの考え方・読み切れない安倍首相!
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5年先を読んで今を交渉すべき!
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プーチン大統領は成果を上げて帰国の途に就いたが、残った安倍首相は「熱い信頼関係で、4島振興の共同経済活動」を前面に、平和条約締結にむけ経済協力プランを推し進めると胸を張った。
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日本は地図を見るとき、日本地図を中心に世界地図を見ている。今回の北方4島問題の新聞を読みながら世界地図を見てみると、ロシアにとってそんなに重要な位置に4島があるわけないから、情に絡めたらあわよくば歯舞諸島と色丹島が返ってくるのでは、、、と考える向きもあった。しかし、大方の見方が当たったように、プーチン大統領は経済協力を中心とし、返還や帰属に関しては「建前を前面にして答えは出さず」の従来方針通りの答えでロシアへ帰った。
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ロシアは、欧州でもクリミア問題で経済制裁中であり、中国とは良好な関係にあるが、中露とも手を結ばないと世界から爪はじきになったとき助け舟がないからだ。ロシアは、人口減少に悩み、中国人の労働流入に目くじらを立てていなかったが、東シベリア地方は農業開発ではロシア人の人口を追い抜く時期も近く、プーチン大統領も中国からの人口流入に神経を尖らし始めている。

もちろん、北方4島も出稼ぎは中国・韓国人であり、無制限に目の届かない4島に中国・韓国人の進出を認めているなら、東シベリアのようになることを危惧しているのは明らかだ。
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ロシアは北方4島を手放すことはない。日本政府は、主権だ帰属だと言っているが、占有されている以上手も足も出ない。ロシアの誘いのあるうちに、4島に日本人が入植し、大々的に経済活動をしていたなら、今頃は、日本人企業が大手を振って4島を実効支配していただろう。帰属よりも、経済支配が優先する。
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日本政府は、4島帰属と主権と言うが、実質支配はロシアがしており、住民は4島併せても人口は1万7千人弱だ。ロシアにとって、北方4島は軍事的に重要な位置にあることは百も承知だ。最近、移動性ミサイルを配備したという事は、対米、対中にいつでも軍事拠点を拡充できるぞと示したことになる。
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今までは、航路運搬は大西洋、南シナ海経由であったが、間もなく北極海航路が主流になるEUが中国の主唱する「陸のシルクロード」を完成させ利用するか、アフリカ喜望峰を廻りインド洋経由でアジアへ向かうか、南アメリカの運河経由でアジアへ行くか、航路・陸路の開拓は資源国・輸出国の重要なる輸送路確保でもある。
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軍事的にも同じことが言える。中国から見た場合、第1列島線は日本列島、沖縄、尖閣列島、台湾、フィリピンの線を結ぶと「台湾は中国領である」「尖閣諸島は中国領である」と突っ張っておかないと、中国海軍の空母や艦船が自由に出入りできる海域が限定されるからだ。下記の地図は、中国から見た場合、如何に艦船の出入りが窮屈になるか良くわかる。
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安倍総理も、5年間は首相を務めることが可能なのだから、変に経済協力と焦って経済界を危険領域に招き入れるより、日本とロシアは対等であり、北方4島を軍事化するなら日本も対岸の羅臼、根室に駐屯地を整備しスカッドを見せておくくらいのことをし、標津町や別海町に日本の経済拠点を作り、色丹や択捉の住民が買い物に来れるように、民間整備扱いで政府が資金をだしロシア住民を呼び込む方法を考えるなど、忍耐強い政策を実行するべきではないか。
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相手の土俵か、こちらの土俵か、頭を使うのは「政府か、経済界か」。損して得を取るのか、焦って金を失うのか。
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