能勢ダイオキシン:役所の理論ばかりだが!

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要するに目の前から廃棄物が無くなれば良い!
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豊能組合、神戸市、川西市・大阪府は様子見!
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大阪府能勢、豊能両町でつくる豊能郡環境施設組合(管理者・田中龍一豊能町長)が高濃度のダイオキシンに汚染された焼却灰など約25トンを神戸市に無断で同市西区の処分場・環境保全センターに埋め立て処分していた問題で事前に組合内部で「神戸市に相談すると受け入れられない可能性がある。事後に連絡しよう」などと話し合っていた。
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組合は「適正に処理し、問題はない」と強調したが、神戸市の強硬姿勢に慌てて撤去するとし、8月10日までとして能勢町運び込むことにしたが、隣接の川西市の住民の強烈なる拒絶に会い宙に浮いたままとなり、期限を8月までにしてと申し込んだ。はたして、今月中にケリが付くのか、再延長となるのか、田中組合理事長は大阪府に泣きこんだが地域の住民の理解が先だと火中の栗を拾う様子は見せない。
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組合は昨年、ダイオキシン類を含む焼却灰などが入ったドラム缶を一般廃棄物と位置付け、福岡県大牟田市内の業者に処分を依頼したが、地元の反発を受けて頓挫した。その後も処理先を模索し交渉したが数社に断られ、最終的に神戸市西区の廃棄物処理会社関西環境建設とグループの環境保全センターが処分を請け負い、今年2月に同区の産業廃棄物最終処分場で埋め立て処分した。
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組合は処分前にドラム缶の位置付けを産業廃棄物に変更していた。
廃棄物処理法によると、一般廃棄物の処分は事前に搬出先の自治体への通知が必要だが、 産廃であれば不要。このため、組合は「神戸市への通知は必要なかった」と主張しているが、神戸市は「一般廃棄物としておきながら、一転して産廃として扱うのは理解できない」と反発。意向は現在までドタバタしながらこう着状態に入ったままだ。
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大阪府能勢町、豊能町の豊能郡環境施設組合がダイオキシン廃棄物を神戸市に無断で同市内に埋めた問題で、組合管理者の田中龍一豊能町長は8月10日、来月の町長選への立候補を取りやめる意向を表明した。田中氏は6月に再選を目指して立候補表明したばかり。

体調不良を理由に挙げているが、今回の問題を受けて取りやめたとの見方が広がっている。
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組合は神戸市に、10日までに神戸の処分場から搬出すると約束。仮置き場とした豊能町の山林に廃棄物を運び込もうとしたが、住民の抗議で作業が中断。仮置き場を別の町有地に変更する案を示したが、そこでも周辺住民の猛反発にあって頓挫し、期限を守れなかった。
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こうした事態に神戸市の広瀬朋義環境局長が10日、豊能町役場を訪れて抗議するとともに、搬出期限を31日に延長することを認めた。広瀬氏は「町長の進め方には疑問を感じる」と不信感を示した。
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田中氏は町議会終了後、組合副管理者の山口禎能勢町長と大阪府庁を訪れて松井一郎知事と面会し、能勢、豊能以外にある府内の最終処分場での処分を要望した。田中氏は「廃棄物は(周囲の汚染を防ぐ)処理がされており、最終処分できる。万策尽きた」と訴え、処分場探しへの協力を求めた。
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しかし松井氏は「自分たちのゴミを『よそへ』などとよく言えるものだ」と批判。協力の条件として、廃棄物を加熱してダイオキシンを分解・無害化する処理を済ませることを要求した。田中氏は「町の財政に大きな負担となり、できない」と述べ、議論はかみ合わなかった。
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今回の廃棄物法違反の発端は組合とブローカー、中間処理業者が一体となって「セメント固化してしまえば」何とかなる。的な安易な処分方法をとった結果の出来事だ。
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いま誰もが変だなと思っていることがある。固化した後の廃棄物は「持ち込まれた時のダイオキシン濃度とどの程度の差があるのか」ということだ。固化し少量だから、有害物質は廃水などからも検出されないとされているが、神戸市も環境保全センターも改めてダイオキシン濃度検査をしていないでギャーギャー喚いているのだ。
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事件の首謀者である豊能郡環境施設組合は、今日にでも検査機関にお願いすべきだろう。まず廃棄物の現状認識をすべきだし、その結果を関係者に公表するべきだ。
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