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初めから返すつもりはない!
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ロシアのプーチン大統領は6月22日に放映された露国営テレビのインタビューで、「(北方領土を日本に引き渡す)計画はない」と述べた。
6月末に大阪で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせた日露首脳会談を前に、北方領土問題で態度を軟化させる考えがないことを改めて示した。
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プーチン氏は北方領土の将来の見通しに関する質問に「ロシアには、南クリール諸島(北方領土の露側呼称)を含む極東の大規模な発展計画があり、実現に向かっている」と発言。近年開港した新空港を例に挙げ、「インフラ建設を進めていく」と述べた。
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日本との平和条約交渉を念頭に、司会者から「南クリール諸島の施設からロシア国旗を下ろすことはあるか」と質問されると、「そのような計画はない」と答えた。
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タス通信によると、ロシアのメドベージェフ首相は8月2日、北方領土を「われわれの領土」と述べ、日本の抗議を受け入れない考えを示した。
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プーチン露大統領が6月末に訪日したが、焦点の北方領土問題は進展しなかった。
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ロシア・メドベージェフ首相は北方領土・択捉島を訪問した。これを受けて河野外務大臣が談話を発表し、「日本国民の感情を傷つけるもので、極めて遺憾だ」と非難した他、外務省も東京にあるロシア大使館に対し「北方領土に関する日本の一貫した立場と相容れない」などと強く抗議した。
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日本としては引き続き北方領土問題を含む平和条約交渉を進めるためにも冷静に対応し、ロシア側に建設的な対応を促す方針。
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このため、政府は来月ロシアで開かれる経済フォーラムに合わせて安倍総理とプーチン大統領の首脳会談を行うため、これまで通り調整を進めるなどの政治対話を継続し、北方領土問題の解決につなげたい方針。
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軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏は「ロシアは最初から1島たりとも返すつもりはない」と指摘。
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1956年に日ソ共同宣言が出ていますけれど、それを遡った少し前にサンフランシスコ講和条約があった。そこでは千島列島は放棄すると明記している。この日ソ共同宣言で、1956年のときに2島の話しか書いていない。
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南列島の千島の部分に国後・択捉は入るから、当時のソ連、現ロシアとしてはそこまでは自分たちのものだとし、国際的にもそれは認められているというのがロシアの主張だ。
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日本では1991年4月のゴルバチョフ初来日の前あたりから、日本の経済協力と引き換えにロシア(ソ連)が北方領土を返還する可能性があると度々報じられてきました。日露交渉はエリツィン時代も続き、「交渉進展か」との観測記事も頻繁に報じられてきました。それはプーチン政権になっても同様で、今日まで続いています。
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この28年間、1mmたりとも領土は返ってきていないし、領土返還を期待させる報道は、すべて「誤報」だったということだ。
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日本メディアの報道と対比して、ロシア側からは28年間、領土返還への取り組みを示す情報が一切なかった。日本メディアが「交渉進展か」と報じるその根拠は「日本側の関係者がそう言った」以外にファクトが一切存在していないことは事実だ。
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日本が「1956年の日ソ共同宣言」が何を書いてあるのか、ロシアが何をもって返せないとしているのか、政府は原点に帰るべきだろう。北方4島なのか、2島なのか、経済と返還交渉はイコールなのか。プーチン時代になり2島返還を言い出したのは、日ソ共同宣言通りなのではないか。
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安倍政権も甘い考えは捨てるべきだろう。ロシアは返さないが、経済投資を得るための甘い餌はいくらでも出してくるが、返還の具体策の交渉には一切耳を傾けないだろう。
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ロシアにとって北方4島は対米戦略上、重要拠点となる。ミスミス返すようなロシアではない、、、。
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