広島・二葉山トンネル・シールド工事:10回目の停止!

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土砂から金属片みつかり臨時点検・広島高速5号!
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広島高速5号二葉山トンネルの工事で掘削した土砂から金属片が確認され、工事を停止していることが分かりました。
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広島高速道路公社によると金属片を確認したのは10月13日の掘削中で、掘削機の破損や部品の脱落がないかなど原因を調べるため、現在、工事を停止して臨時の点検を行っているという。
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トンネル掘削工事の停止は掘削機が、広島市東区の牛田東地区の住宅地直下に入ってから10回目。
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直近では、9月4日に掘削機のシングルカッターを固定するボルトの一部が破損して工事を停止しそのボルトをすべて交換して9月22日に工事を再開したばかりで、今回、工事を停止したのは再開から19m進んだ地点という。工期のさらなる遅れが懸念されている。
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広島高速5号二葉山トンネル(広島市東区)の整備で、事業主体の広島高速道路公社(東区)は2020年1月14日、事業費を287億2千万円に増額することで受注した大林・大成・広成建設JVと合意したと発表した。当初の契約額の199億9999万800円と比べて1.4倍の水準で、87億2千万円増える。増額分の穴埋めで、公社に出資する広島県と市の負担が生じる見通し。
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公社で記者会見した石岡輝久理事長は「大幅な増額となり、県民、市民におわびする」と陳謝。混乱を招いたとして「事業が軌道に乗るよう微力を尽くした上で退任する」と述べたが、時期は明言しなかった。2020年度末としてきた高速5号の開通時期は、2年程度遅れるとみられる。
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公社によると、16年5月に大林・大成・広成建設JVと交わした当初の契約では、完成に欠かせないトンネル内壁の設置費など6項目の工事費が含まれていなかった。今回の増額幅は、JVが契約前の見積もりで示した6項目を含む300億6千万円をベースに精査。その結果、13億4千万円少ない金額で両者が折り合ったという。
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問題を検証した第三者委員会が2020年3月にまとめた報告書によると、6項目の工事費について公社とJVの間で食い違いがあった。公社は契約額に含まれているとし、JVは契約後の増額を考えていた。一方で、契約後の増額を公社が持ち掛けるなど「不適切な価格交渉」が繰り返された。
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石岡理事長は不適切な価格交渉を進めた理由を「広島県と広島市、公社で合意していた完成時期を守るため、契約成立を優先したためだった」と説明。公社によるこれ以上の調査は「考えていない」と明言した。
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JVの代表である大林組(東京)は「公社と協力しながら、引き続き工事を進めていきたい」とコメントした。
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