五島沖風力発電:戸田JV・運転開始時期を2年延期!

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国の「洋上風力事業」第1号!
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風車の不具合で運転開始が2年延期!
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長崎県沖で洋上風力発電設備を建設している戸田建設は9月22日、風車の不具合を検査するとして2024年1月としてきた運転開始時期を26年1月に延期すると発表した。GX(脱炭素化)を掲げる政府の「再エネ海域利用法」で初の認定を受けたが、検査や改修に約2年かかると判断した。
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戸田建設は、大阪ガスや関西電力など計6社でつくる特別目的会社(SPC)の代表企業を務める。最長30年間、長崎県五島市沖の海域を独占利用できる事業者として21年に国の認定を受けた。
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風車を海上に浮かべる「浮体式」の設備8基の建設を進めており、このうち2基で海中にあるコンクリート部分に不具合が見つかったため、他の設備に同様の不具合がないか検査するという。戸田建設は2023年5月、23年3月期決算で約95億円の減損損失を計上した。
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国内の風力発電整備で、洋上風力の拡大が見込まれている。日本風力発電協会(JWPA)によると2020年末時点で風力発電の国内導入量は陸上中心で480万KWH。国内発電電力量の0.9%(環境エネルギー政策研究所〈isep〉調べ)に過ぎないが、30年代からは洋上風力が急増する見通し。同年代半ばからは発電機を洋上に浮かべる「浮体式」の大量導入が見込まれる。日本の風力関連産業を世界レベルに育成するチャレンジとなる。
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【五島沖の2000KWH・浮体実用設備】
現在、事業化しているのは、長崎県五島市などが運営・売電する1件。戸田建設が五島市沖で、波の影響を受けにくいハイブリッドスパー式のダウンウインド型風車1基(2000KWH、日立製作所製)を設置した。新たに8基の浮体式設備も国の一般海域公募事業の第1号で23年末に完成予定だ。1基1万KWH以上の事業化で、設備利用率50%が目標。
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<事業概要>
・事業名称 : 五島市沖洋上風力発電事業
・事業主体 : 五島フローティングウィンドファーム合同会社
・発電設備 : 浮体式洋上風力発電設備 16.8MW(=2.1MW機×8基)
(全長176.5m、ローター径80m)
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・所在地 : 長崎県五島市沖
・運転開始 : 2026年1月(予定)
・参画企業 : 戸田建設株式会社、ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社、大阪ガス株式会社、株式会社INPEX、関西電力株式会社、中部電力株式会社
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