仕組み債販売:千葉銀や武蔵野銀に業務改善命令!

.
仕組み債の不適切販売・関東財務局!
.
顧客保護の点で問題!
.
.

.
関東財務局は6月23日、千葉銀行と傘下のちばぎん証券(千葉市)、武蔵野銀行の3社に対し、金融商品取引法に基づく業務改善命令を出したと発表した。
.

.

.

.

.
高リスクの「仕組み債」の販売に際し、顧客の投資経験や資産状況などの属性を十分に確認せずに販売したなどの違反行為があった。3社には、業務運営態勢の構築や内部管理態勢の強化を求めた。
.

.

.

.
「仕組み債」は、デリバティブなどを活用して高い利回りが見込める一方で、相場変動により大きな損失を被る可能性もある商品。証券取引等監視委員会は9日、3社に対して行政処分を行うよう金融庁に勧告していた。
.

.

.
千葉銀と武蔵野銀は仕組み債販売のための顧客をちばぎん証券に紹介、ちばぎん証券は顧客の投資方針や投資経験等の属性を適切に把握しないまま、多数の顧客に対し、複雑な仕組債の勧誘を長期的・継続的に行っていた。
.

.

.
仕組み債は、デリバティブ(金融派生商品)を組み込んだ複雑な金融商品。高い利回りが狙える半面、損失も大きくなりやすく、顧客とのトラブルが相次いでいた。金融庁の調査によると、2022年3月末時点で地方銀行の8割近くが取り扱っていたが、同庁が販売体制の見直しを訴えたため、11月末には3割強に減少した。
.