金沢市・官製談合:山野市長・陳謝!

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谷内組・6か月間の指名停止!
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入札制度改善と言うが・根絶は無理!
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金沢市発注工事を巡る官製談合事件を受け、山野之義市長は8月3日、市役所で会見し、報道陣の前で「市民に心配、迷惑をかけ、行政への不信感を招いた。本当に申し訳ない」と陳謝した。
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山野市長は会見の冒頭3秒間、頭を下げた。談合事件については「真面目に取り組む業者に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。(他の談合は)ないと信じている」と話した。
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市には5月中旬に石川県警から捜査の協力依頼があり、その時点で職員の関与は把握できなかったとした。職員は同じ時期から病気を理由に休んでいた。
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山野市長は今後の対応について「専門家の意見を聞いて、先行事例を参考に入札制度を改善したい」とし、月内に開く入札制度評価委員会で制度の不備について検証するとした。
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入札制度の検証は、3か月に一度、開いている入札制度評価委員会で事件を踏まえ課題を見直す。委員会は大学教員や弁護士、公認会計士ら5人でつくる。
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綱紀粛正については各局長が職員に通知。毎年10月ごろの入札談合防止研修を前倒しし、対象職員を従来の約100人から約200人に広げる。8月から全職員を対象に公務員倫理研修もする。
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会見に先立ち、山野市長は市議会代表者会議で、各会派代表者ら8人を前に陳謝した。会議後、市議の一部からは「会見のタイミングが遅い。緊張感が足りない」との指摘が上がった。
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事件では、官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の疑いで、市営繕課担当課長補佐兼土木係長の清水力(47)と建設業「谷内組」元取締役の谷内紀元(47)の両容疑者が逮捕された。
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金沢市の官製談合事件を受け、石川県は8月3日、谷内組を同日から6カ月間の指名停止にすると発表した。県の建設工事請負業者の指名停止に関する要綱に基づき対応した。
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