美団CEO:反体制的な唐詩を投稿後に削除!

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政府批判か・株価急落!
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中国でフードデリバリー事業を展開する美団の株価が、5月10日の香港株式市場で一時9.8%安となった。同社のトップがソーシャルメディアで政府を暗に批判したと受け取られた。美団株は7.1%安で引けた。
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香港経済日報(HKET)によると、美団の王興最高経営責任者(CEO)は秦朝の焚書に関する唐詩をソーシャルメディアの「飯否」に投稿した。美団の広報担当者によれば、CEOはこの投稿を5月9日に削除し、競合企業を当てこするためこの唐詩を参照したと明確にした。同広報担当者はそれ以上のコメントを控えた。
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カメット・キャピタル・パートナーズのケリー・ゴー最高投資責任者(CIO)は王氏の投稿について、アリババグループ創業者のジャック・マー氏による銀行監督当局への批判に似ていると解釈することもある程度は可能だと指摘した上で、 「今は声を大にして主張するのに適した時期ではない」と述べた。
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中国当局はここ数カ月、国内の大手テクノロジー企業が力を持ち過ぎたとの懸念から、同業界に対し厳しい検証を進めている。
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交銀国際の調査責任者、洪氏(香港在勤)は「王氏が投稿したのは非常に有名な反体制的な唐詩だ。進行中の調査から王氏が多大な圧力を受けている可能性があることを示している」と語った。
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