WHO・世界でのコロナ流行:主導・20~40代!

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多くが無症状感染者!
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「2年未満」の終息に期待 WHO事務局長!
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世界保健機関(WHO)は8月18日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)は20~40代が主導してきており、多くが無症状感染者で自身の感染に気付いていないと警告した。
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WHO幹部は8月、若年層の感染者の割合が世界的に増加してきていると指摘。医療体制が不十分な人口密集地に住む高齢者や持病を持つ人々に対するリスクになっているとした。
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新型コロナウイルスの感染者は増加を続けており、ロイターの集計によると、感染者の累計は世界で約2200万人、死者は77万人超に上っている。
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ベトナムなど、いったんは新型コロナの封じ込めに成功したとみられていた地域でも再び感染拡大が報告されている。
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これについてWHOの葛西健・西太平洋地域事務局長は「現在我々が目にしている状況は単なる感染再拡大ではない。アジア太平洋地域でパンデミックが新たな段階に入った兆候だとみている」との認識を示し、新型コロナウイルスは変異体が観測されているものの「比較的安定している」という。
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テドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長は8月21日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な流行)が、1918年から世界的に流行したスペイン風邪より短い「2年未満」で終息することを期待していると述べた。
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テドロス氏は、「このパンデミックを2年未満で終息させることを期待している」と述べ、スペイン風邪よりも短期間で新型コロナウイルスを封じ込めることは可能なはずだと述べた。
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同氏は、現在の世界は「グローバル化、(人々の)密集や接触」によってスペイン風邪の時代より感染封じ込めで不利な状況にある一方、優れた技術によって優位な点もあると指摘。「利用可能なツールを最大限に活用し、さらにワクチンなどが利用可能になれば、1918年のスペイン風邪よりも短期間で終息させることができると思う」と述べた。
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AFPが集計した公式データによると、世界ではこれまでに2300万人近くが新型コロナウイルスに感染し、80万人近くが死亡した。近代史で最も被害が大きかったスペイン風邪のパンデミックでは、世界で5億人が感染し、死者は約5000万人に上った。
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スペイン風邪のパンデミックには3波あり、最も大きな被害が出た第2波は1918年後半に始まった。その後、スペイン風邪ウイルスははるかに害の少ない季節性ウイルスになり、数十年にわたり発生を繰り返している。
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WHOは同日、子供のマスク着用についての年齢別指針を公表。5歳以下は適切な着用ができない可能性などから義務付けは避ける▽6~11歳は、地域での流行状況などに応じて判断▽12歳以上は大人と同条件で着用―との内容を盛り込んだ。
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