東京スカイツリー:日本初の生コン工場の跡に!

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住友大阪セメントの前身・磐城セメント出資工場!
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2012年に開業した東京スカイツリーがある場所には以前、日本初の生コン工場がありました。
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住友大阪セメント株式会社の前身である磐城セメント株式会社が全額出資した生コン工場は、日本初の生コン工場として、1949年(昭和24年)11月東京都墨田区の東武鉄道業平橋駅構内に誕生しました。(現 東京スカイツリー駅)
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生コンクリート(生コン)は当時、建設現場で練るのが一般的でしたが、品質のバラつきが大きく、良質で安全な製品を作る事が困難でした。これを工場で製造することで、構造物に適合した品質の生コンを少ない労力で安定して供給できることとなった。
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工場の出荷1号に銀座線、更に営団地下鉄丸ノ内線の工事を機に信頼を得た当生コン工場は、東京都の道路、護岸、軌道、マンホール工事などの土木工事の他、各種建築物向けにも納入される事となった。
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現在では全国で約3500工場を数える生コン工場のパイオニアとして多くの功績を残した業平橋工場ですが、東京スカイツリー建設に伴う工場周辺の再開発事業により2007年10月にその役割を終えました。
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現在はその一角には、「生コンクリート工場発祥の地」記念碑が設置されています。(記念碑自体は1999年11月に建立)
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