アフガニスタン:下院選の妨害狙い・タリバン攻勢強める!

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武装勢力が反発・候補者10人殺害!
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警察学校卒業式・米司令官らを銃撃・3人死亡!
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8年ぶりとなるアフガニスタン下院選の投票が10月20日に行われる。来年4月に予定される大統領選の前哨戦ともいえるが、武装勢力は妨害を狙って攻勢を強化。これまでに少なくとも候補者10人が死亡した。
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アフガン下院の任期は5年で、本来は2015年に選挙が実施される予定だったが、治安が安定しないことから大統領の決定で複数回延期されていた。
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今回の選挙でも国内の武装勢力は反発を強めており、イスラム原理主義勢力タリバンは「選挙は(政府の後ろ盾である)米国が紛争を長引かせるための陰謀だ」とする声明を発表。報道担当者は産経新聞の取材に「この偽りの選挙に強く抵抗する」と宣言した。
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実際に東部ナンガルハル州では2日、選挙集会で自爆テロがあり13人が死亡。17日には南部ヘルマンド州の選挙事務所で爆発があり、候補者ら4人が死亡した。タリバンとともにイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)も攻勢を強める。
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米国の調査によると、アフガンで政府が統治できている地域はわずか56%(5月現在)にすぎない。ガニ政権は、選挙の確実な実施を通じて、民主国家として機能していることをアピールしたい意向だ。カブール大のコヒスタニ教授(政治学)は「国民が投票所で一票を投じられる普通の国であることを世界に示す必要がある」と話した。
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テロ以外にも課題は多い。選挙管理委員会は約891万人が有権者登録を行ったと発表したが、複数登録が蔓延しており、実際の数はその3分の1程度とも指摘される。一部候補は「公正な選挙は期待できない」と反発する状況だ。票を集計する機械も不足し、開票作業にも課題が残る。

選挙戦では2500人以上の候補が249議席を争う。政党政治が根付いていないアフガンでは候補者の多くが無所属で、選挙後の多数派工作が焦点だ。暫定結果は11月中旬に判明する見通し。
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アフガニスタン南部カンダハル州で18日、同国駐留米軍のスコット・ミラ司令官と地元治安当局高官らを狙った銃撃があり、州警察長官を含む少なくとも3人が死亡した。ミラー司令官にけがはなかった。同国の旧支配勢力タリバンが犯行声明を出した。
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ロイター通信も18日、駐留米軍トップのミラー司令官ら米軍高官が複数訪れていた南部カンダハル州の知事庁舎で銃撃事件があった。ミラー氏は現場から脱出して無事だったが、地元警察司令官が死亡したほか、知事や米軍関係者2人などが負傷。襲撃犯は知事の護衛とみられる。
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タリバン関係者によると、ガニ政権を支援する米国は、タリバンとの直接交渉で下院選に向け停戦を求めた。タリバン内では賛成意見もあったが、タリバン指導部への国連制裁の解除など、米国への要求が認められていない段階での停戦に否定的な声が多く、攻勢を強めているという。
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銃撃は、カンダハル市内にある厳重に警備された政府施設内で発生し、高官らが開いていた治安対策会議が標的となった。アフガニスタンと北大西洋条約機構(NATO)の当局者らによると、州知事の護衛1人が発砲し、対タリバン作戦を主導してきたアブドル・ラザック州警察長官と州情報機関の長官、アフガン人記者の計3人が死亡、米国人2人と州知事を含む13人が負傷した。
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アフガン軍参謀長は記者団に対し「州知事の護衛による攻撃は会議の終了直後、人々が建物から去ろうとしているときに発生した」と語った。タリバンはツイッターへの投稿で、銃撃の標的はミラー司令官とラザック長官だったと主張した。
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