京都府立医大・虚偽診断:京都地検・不起訴で終結!

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内容は「嫌疑不十分」でチョン!
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京都府警が2月14日に府立医大などに家宅捜索に入ってから10か月余り、この間、3月末には学長が暴力団組と会食したと府立医大事務局や学長選考会は京都府Y副知事や山田知事の意向を受け、前学長の追い出しに成功した。
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府幹部は勢いに乗って、前院長や執刀医グループの追い出しを諮り、府警本部も診断書偽造で立件しようとしたが、目的を達成できなかった。
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診断書偽造と京都府警が昨年(2016年)から高山元被告の身辺を改めて調べたところ、実際には服役が可能なほどの健康状態だったとの疑いが強まった。府警は、実際の容体とは異なる診断書が作成された疑いもあるとみて、同病院などを強制捜査する方針を固めていた。
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京都府立医大付属病院(京都市)が暴力団組長の病状を偽る書類を検察に提出したとされる事件で、京都地検は虚偽有印公文書作成・同行使容疑で書類送検された前病院長(65)と元主治医(45)を不起訴とする方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。府警は送検の際に起訴を求める「厳重処分」の意見を付けていた。
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前病院長らの送検容疑は、恐喝罪などで実刑が確定した指定暴力団・山口組の直系組織「淡海(おうみ)一家」総長、高山義友希受刑者(60)の腎移植後の健康状態について2015年8月、「収監に耐えられない」とする虚偽の報告書を大阪高検に提出したとされる。大阪高検は報告書などを基に昨年2月に刑の執行を停止したが、今年2月に高山受刑者を収監。府警は同病院などを家宅捜索し、10月に前病院長らを書類送検していた。
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医師の診断には幅広い裁量が認められており、地検は改めて医師ら複数の専門家から意見を聴取。捜査関係者によると、多くは「書類が虚偽とは言い切れない」との見解を示したという。
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この一連の騒動の発端はどこにあるのか。
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これは、府立医大の学長選だ。元学長・山岸氏派(現京都府市保健環境研究所・所長)と吉川前学長派(退職)の争いである。山岸元学長は学長選で吉川氏に負け、その後、京都府の参与となり、2期4年後の学長選で山岸派が学長席を獲得すべく、捲土重来を来していたが情勢は甘くなく、吉川学長が3期目(学内規則では2期)も堅いという情勢であった。このことが、下地となり淡海一家総長の収監問題と絡み、事件に発展していったと本紙は見ていた。
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家宅捜索以来、一連の報道に対し本紙は「真逆の記事を掲載」していた。最終的に、京都地検の嫌疑不十分という判断に対しては、当然であると思う。これで、この府立医科大の不祥事事件扱いは、大山鳴動し鼠一匹出なかった。ということになった。
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山田知事が知事選不出馬を表明した。本人は、5選を計算し「確信をもって全国知事会長も引き受けていた」筈である。12月2日、不出馬意向を周辺に漏らし、それを聞きつけた支援関係者は山田知事事務所に電話しても関係者はおらず、山内副知事に「知事に連絡を取りたい」旨伝えても、電話一本かかってこなかった。
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山田知事が府立医大の暴力団との会食問題で、コンプライアンスに欠けると府立医大に強烈に圧力をかけていたが、当の知事にも問題がある写真が噂さされていた。4選目の当選から次は不出馬と考えていたというが、それは違うだろう。本人が判断した不出馬の原因は本人が一番知っているはずだ。
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