台湾当局:中国・張向忠氏の亡命認めず!

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大陸に帰った後・どうなるのか!
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台湾で対中政策を主管する行政院大陸委員会は4月19日、中国大陸から団体旅行で訪台し台湾当局に政治亡命を求めた張向忠氏(48)について、亡命を認めないと発表した。張氏も同意し、団体一行とともに同日、アモイに戻ったという。
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報道によると、張氏は公務員の資産公開などを求める「新公民運動」に関与。デモに参加して拘束された後、詐欺罪で起訴されて有罪判決を受け、2016年7月まで3年間服役した。
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12日から7泊8日の観光目的で台湾を訪れて13日に団体から抜け出し、メディアを通じて「政治的保護」を求めるなどしていた。台湾当局は17日から張氏に事情を聴いていたが、「民主化運動を主導し、迫害の危険が迫っている」など長期滞在を認める条件に合致しないと判断した。
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大陸委員会は、帰還までに「強制はなかった」としている。
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台湾で対中国政策を担当する大陸委員会の張小月主任委員は17日、中国人活動家・張向忠氏(48)による難民申請を検討する用意があると議会で語った。
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張向忠氏は先週、台湾を訪れるツアーから無断で離れた。地元メディアは16日、男性が18日に大陸委員会に難民申請する意向と伝えた。
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張氏は、申請を「許可するかどうかについて話すのは時期尚早」とした上で、台湾は中国人の政治的亡命者を受け入れていないが、「長期滞在」を提供することはできると説明。政府はいかなる申請も移民当局とともに検討すると述べた。
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メディアの報道によると、この男性は山東省出身。中国の「新公民運動」と呼ばれる社会活動に参加したとして3年間収監された後、2016年に釈放された。

張向忠氏によると、国家の安全を脅かしたとして中国で拘束されている台湾人活動家の夫の釈放に向け奔走しているその妻の姿に触発されて、台湾への亡命申請を思い立ったという。
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