中国人の嘆き:アフリカ系移民・声が大きく態度は傲慢!

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世界各地・中国人も同じように言われてる!
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中国でアフリカ移民の急増が社会問題化している。国際外交で有利に立つため、アフリカへ援助をばらまき、ビザの取得緩和を実施した影響でアフリカ諸国からの移民が急増、不法滞在者数も10~30万人規模になるという見解もある。国内問題よりアフリカ諸国へのバラマキを優先させた習近平政権の政策は「大シャー逼(大バカ)」と評判が悪い。広東省・広州市に「アフリカ村」が急増している。
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「他のアフリカ各国の事情もナイジェリアと大きく変わらない。福建省や浙江省など、他の沿海各省にも仲間が大勢いるよ」
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広州市内で最大のアフリカ人集住地域・小北で貿易業を営むタンザニア人はそう話す。

ここ十数年ほどの間に、従来は普通の下町だった小北は両コンゴやケニア・タンザニア・スーダン・ソマリアなどアフリカ各国の人々で溢れ、「チョコレート・シティ」の異名を持つ街に変貌した。他に中東系のイスラム教徒も多い。
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小北は看板のデザインもアフリカ色が強く、もはや中国とは信じがたい街並みだ。中国人女性と結婚したアフリカ系移民も多く、街では黒い肌の児童が地元の児童と中国語で遊ぶ不思議な光景も見られる。夜、現地の居酒屋に入ると、大音量の音楽に乗ってコンゴ共和国出身の男女十数人が盛り上がっていた。
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彼らは興に乗ると机や壁を力任せにボコボコと殴りつけ、私のタバコやライターを無断でわしづかみにして持っていく。小用に立つと、なぜか男子用トイレの個室のドアを開けっ放しにして用を足す黒人女性に遭遇した。あまりに激しいカルチャーギャップゆえに、現地社会との摩擦は拡大している。
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「街でアフリカ人客を乗せることが多いが、彼らはケチな人が多くて困る。タクシー代が32元のときは30元しか払わず、文句を言っても罵ってくるんだ。言葉が通じないからトラブルになることもある」
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市内のタクシー運転手の困惑は深刻だ。業界でアフリカ人客の評判はかんばしくなく「黒鬼」と呼んで乗車拒否をする運転手もいるという。市場においても「アフリカ人はなんでも買ってくれるが、トラブルが多い」という声が複数聞かれた。
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より厳しい声もある。アフリカ系商店が多数入居するショッピングビルのガードマンは取材にこう語る。
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「連中は声が大きくて態度が傲慢だ。他国に来たのに自国のルールだけで生きていて、現地の文化を尊重しないんだ。なのに数ばかり増えやがって……」
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他国では似たような陰口を、他ならぬ中国人自身が現地の人々から言われているが、自分たちが外国人を受け入れる側に回るとそんな感想も出る。「己の欲せざる所は人に施すなかれ」という孔子の教えを復習してほしいと思える話だ。
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2016年9月、中国政府は外国人就労者のランク分け政策を発表し、低収入や低学歴の外国人を締め出す方針を示した。また、テロ対策や国家機密保持の目的から、いわゆる「三非」(不法入国・不法滞在・不法就労)外国人の締め付け強化も打ち出している。
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国防やインテリジェンスを理由にした外国人締め付け政策と、国際的なプレゼンス拡大が目的の「大バカ」政策の狭間で、広州のアフリカ人たちは今後増えるのか減るのか。

地域住民との摩擦は解消されるのか。
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強国化を目指す中国の対外政策の矛盾が、こうした部分からも垣間見える。
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※SAPIO2017年4月号より。
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