北核実験・暴走の原因:オバマ政権の対中融和策!

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ワシントン政治の経験者が不足・オバマ政権!
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北朝鮮による5回目の核実験を巡り、オバマ政権の融和的な対中国政策が北朝鮮の暴走を許したとの批判が米国内で強まっている。
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対北制裁を実効的にするためには、中国からの物資流入を遮断することが不可欠だが、米政府は中朝の経済協力に事実上、目をつぶってきたためだ。
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「対北制裁ではオバマ政権の執行に向けた努力が足りないことは明らかだ」
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米下院共和党のロイス外交委員長は9日、北朝鮮の核実験を非難する声明で、政権の対応をやり玉に挙げた。特に問題として指摘したのが、中国の企業や銀行が米独自の制裁対象から外れている点だ。
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今年に入って明らかになった国連による対北制裁の実施状況の調査報告は、北朝鮮が中国系銀行のシンガポール支店に数千万ドルの資金を移し、制裁逃れをしている実態を指摘。「中国が制裁実施で手を抜いてきた」(米誌フォーリン・ポリシー)ことが浮き彫りになった。
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「オバマ氏が生まれた1961年、米国では南部のみならず多くの州で黒人と白人を区別し、黒人と白人が結婚するのを禁じ、投票権も制限していた。米国は、どの西側諸国よりも肌の色で政治的に差別されないということを主張できる」
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かつて米国のカーター大統領(民主党)は、あまりにも柔和な外交路線を取ったために、むしろ「軟弱」と見られてしまって外交的には失敗したとされている。
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オバマ外交は、ウクライナ危機でプーチンに対抗できず、シリアの悲劇を止めることができず、イスラエル人とパレスチナ人を説得することもできず、欧州諸国が協調して行動するように指導することも出来ず、例を挙げれば切りがないほど、弱腰である。
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ワシントンの新保守主義者達は、オバマ大統領は米国の地位を低下させたと非難する。NATOをウクライナやグルジアまで拡大することをせず、欧州にある米ミサイル防衛の一部を撤去し、シリアの反政府軍には充分な支援もせず、シリアのアサド大統領が化学兵器を使用しても武力攻撃をしなかったオバマ外交は、ロシアには弱さの証と捉えられた、と新保守主義者達は語る。
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中国はオバマの慎重さを弱さと捉えてはならない、と専門家達は言う。法的に、ウクライナは米国の同盟国ではないが、日本、韓国等は米国の同盟国であり、同盟国が攻撃されれば、米国は行動する義務がある。

「この相違は、中国も、分かるだろう」と、クリントン元大統領の補佐官だったKenneth Lieberthal氏は語る。
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オバマには、夢やロマンを語り、候補者同士のディベートで相手をやり込める能力はある。しかし具体的に法案として成立させて政策を実現していくためには、議員たちを動かしていけるだけの基盤と能力を身に着けている必要がある。オバマはワシントン政治についてあまりに未経験であった。ここでも期待を膨らませつつも、それを政治的成功に結び付けることが難しいギャップが生じている。
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オバマの前任者のブッシュJr.は元テキサス州知事だったが、ワシントン政治の経験はなかった。しかし周囲を父ブッシュSr.の経験豊富な側近で固めた上に、ブッシュJr.自身に大統領の資質がないと思われていたために期待値は低かった。そのため、2003年にイラク戦争を始めて泥沼に陥る前までは、彼に対しては一定の支持があったのである。
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現在の米大統領選の構造がオバマ大統領を生み出した。だが、だからこそオバマは苦悩している。その苦悩もあと2か月で解放される。
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