米大統領:誰がなっても中身は同じ!

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日米間がギクシャクしたら!
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困るのは米軍需産業!
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オバマ大統領は「yes we can」で大統領を8年やってきたが、「私たちにはできる」と言ってきた結果は「内向きなアメリカが出来上がった」だけ、硬直状態に陥ったアメリカに不満を持つ中流以下の国民がもつ「不公平感」を逆手に取り、トランプ氏が自伝でも書いている「良くしてくれた人には、こちらも良くする。けれども不公平な扱いや不法な処遇を受けたり、不当に利用されそうになった時には徹底的に戦うのが私の信条だ」に重ね、不公平感をあらゆる場面に取り入れ、国民の共感を得、ついに共和党の大統領候補に収まりそうだ。
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もし、トランプ氏が大統領選で民主党のヒラリー候補を破ったとしたら、選挙戦の持論を修正しない限り、アメリカは悲劇の道を歩み始める。
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日本政府もトランプ氏の世界中の駐留米軍の費用負担は少なすぎ、特に日本は安保ただ乗りで「アメリカが攻撃されても、日本は助けない」、駐留経費の値上げに応じないのなら、米軍を引き上げると言いだし、これを聞いた日本政府はトランプ氏の取り巻き連中にコンタクトを取ろうと動き出している。
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日本は、国連でも、米欧でも、ロビー活動がまるで駄目で、何かが起きてドタバタ対応し、足元を見られて泣き寝入りと言うパターンが多い。
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根本的にだらしないのが外務省であり、出先の大使館は日本から出かける省庁族議員や地元財界の接待パーティためのワイン等種類は何千万、億単位の仕入れをするが、肝心な情報やPRはおざなりと言われている。
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死んだ金を使うのは上手いが、生きた金を使うのが下手な日本。国民性だと言って済ませる時代ではない筈だ。
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オバマ大統領も、トランプ候補も似た者同士。耳触りが良い言葉は沢山ないが、同じ言葉を何十回、何百回となく言うと、初めは無視しても時間とともに「気にならなくなり、その言葉を聞くと、反射的にその声のする方を向いてしまう」、動物訓練をするときに上手にできたら餌をやるようなものだ。
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日本の選挙戦は、街頭演説やミニ集会以外は「選挙カーで連呼」する。それがプラスになっていようが、マイナスになっていようが、連呼して走らないと不安なのだ。地方の選挙公約は並べておけばよい。大きな目標より、小さな頼まれごとをたくさん並べ、実行できたパーセントを誇示することで、選挙民をだます。
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アメリカの大統領選は、オバマ氏も、トランプ氏も「具体論を述べない」「目標数字を掲げない」「国内問題から目をそらせる」など、やることは決まっている。
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ポストオバマの大統領が、クリントンでもトランプでも、米国の繁栄は中近東とアジアへの対処如何にある。同盟国イスラエルの守り神として中近東で長い間戦闘を続けてきたアメリカ、中東やロシアを中心に事を構えてきたアメリカが、中国はたやすく制御できると甘く見てきたが、予想外に難しいと気がついたが、現実的には「手の施しようがない」くらい強国になっていたというのが現実だ。
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オバマ・アメリカはイスラエルの守護神を止めたいと思って「世界の警察官」ではないと言いだした。結果は、ISの台頭であり、テロが世界に蔓延する元を作った。中国も国が豊かになれば、、、と、世界の工場化に手を貸したが、儲けた金は大半が軍備増強に回り遂にはアメリカに盾つく国に育ってしまった。
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世界に散らばるアメリカ企業の権益を守るために世界の検察官役を止めるわけにはいかないと思っているのがアメリカ政権中枢と軍需産業を中心としたコングロマリッド。
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ヒラリーもトランプも大統領の器でないが、トランプが大統領になったら、大変なことになると思っているのがイスラエルだろう。日本の米軍基地は中東戦争で武器庫の役目をしていたことは誰でも知っているが、アメリカ人は知らない。日本政府もロビイストをを使って「日米安保の隠れた役割」を宣伝する必要がある。
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駐留米軍がなくなり困るのはアメリカだと。
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