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威力業務妨害事件としての裁判!
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前回の掲載(10.29)から一週間ほど経ち、少し気が抜けたような状況かもしれませんが、前回書いた6事件と本年7月から起きている事件逮捕では、性格が違うのではないかと思われるので、今回はあえて逮捕・判決で公表された被疑者の氏名を公表する。
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本紙から見ると、常習者が多いという点では、労働組合に名を借りた反社組織であるという事だ。
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以降、連帯労組が第1次事件~第6事件と銘打って連帯機関誌を始めとし、シンパのブログまで、何が原因で起きた事件なのか概要も掲載する。
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<第1事件=大谷生コン事件>平成18年7月5日
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(商号変更:平成24年8月6日 旧商号:大谷生コン有限会社)
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株式会社リーフコンクリート(大阪府大阪市西淀川区)
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関西地区生コン支部が大阪府下の生コン会社(大谷生コン有限会社)に対し、約束を守って生コン業者団体(大阪広域生コン協同組合)に加入するよう働きかけた2004年10月の組合活動が「強要未遂」および「威力業務妨害」罪にあたるとされた。
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連帯労組関西地区生コン支部が大阪府下の生コン会社(大谷生コン有限会社)に対し、約束を守って生コン業者団体(大阪広域生コン協同組合)に加入するよう働きかけた2004年10月の組合活動が、「強要未遂」及び「威力業務妨害」罪にあたるとして、翌2005年1月13日、武建一執行委員長、片山執行委員ら支部役員4人を逮捕。同年2月2日全員を起訴した。同年、4月7日第1回公判。
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第2事件と併合で公判が行われ、本年(2007年)1月22日、以下の通り第1審判決が出る。
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<第2事件=旭光コンクリート事件>
旭光コンクリート工業株式会社(大阪府南河内郡河南町)
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第1事件と同じ構図の事件。
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連帯労組関西地区生コン支部が大阪府河南町の別の生コン会社(旭光コンクリート工業)に対し、約束を守って大阪広域生コン協組に加入するよう働きかけた2004年10月の組合活動が、「強要未遂」及び「威力業務妨害」罪にあたるとして、第1事件から2ヵ月後の2005年3月9日、武建一支部委員長と片山執行委員の2人を再逮捕。同時に新たに2人の執行委員を逮捕。同年3月29日に4人全員を起訴した。同年5月23日第1回公判。
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第1事件と併合で公判が行わた。
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最終判決
強盗未遂及び威力業務妨害
武建一執行委員長 懲役1年8ヶ月 実刑(未決勾留期間170日分算入)
片山好史執行委員 懲役1年8ヶ月 執行猶予5年
武谷新吾執行委員 懲役1年4ヶ月 執行猶予4年
西山直洋執行委員 懲役1年4ヶ月 執行猶予4年
福島聡執行委員 懲役8ヶ月 執行猶予8ヶ月
他、執行委員1名は無罪
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<第3事件=政治資金規正法違反事件>
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連帯労組関西地区生コン支部が、大阪府門真市の戸田ひさよし市議(戸田市議は連帯労組近畿地方本部の委員長も兼務)に対し、政治資金規正法に違反して資金を提供したとして、2005年11月9日に支部事務所や戸田市議事務所などを家宅捜索。
同年12月8日には戸田市議を逮捕。さらに、同年12月13日、第1・2事件で保釈寸前だった武支部委員長を再々逮捕した。
御用納めの12月28日、武支部委員長、戸田市議が同日付で起訴された。
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2006年3月7日第1回公判。同年8月24日判決。判決内容は以下の通り。
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最終判決
政治資金規正法違反
武建一執行委員長 罰金50万円・公民権停止2年間
戸田ひさよし門真市議 罰金80万円・追徴金360万円・公民権停止2年間
連帯労組関西地区生コン支部 罰金50万円
戸田ひさよし友の会 罰金30万円・追徴金90万円
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直ちに控訴。本年2月28日控訴審第1回公判。高裁審理はこの1回のみ。本年4月25日判決。判決内容は、控訴棄却。
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<第4事件=贈賄事件>
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武建一執行委員長が2005年2月から翌年の3月まで勾留されていた大阪拘置所で、同所主任看守・桑野勝彦から便宜供与を受け、その謝礼として現金100万円を渡したとされる贈賄容疑事件。
2006年9月22日武委員長逮捕。その後、起訴。第1回公判は同年11月15日。判決は本年2月19日。判決内容は武建一執行委員長に対し懲役10ヶ月の実刑。
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武容疑者は2005年1月、強要未遂事件で府警に逮捕され、同年12月には同府門真市議に違法献金をしたとして、政治資金規正法違反容疑で再逮捕された。今年3月の保釈まで、1年以上にわたり大阪拘置所に収容され、この間、桑野被告が看守として武容疑者を担当した。
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食事面で便宜を図ったり、同時期に収容されていたボディーガードの暴力団幹部への手紙やメ モのやりとりを手助け。見返りに、今年4月、武容疑者から現金100万円を受け取った疑いが持たれている。
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桑野被告はこれまでの調べに対し、武容疑者を含む同拘置所の収容者数人の名前を挙げ、処遇に便宜を図った謝礼として金品を受け取ったと供述していた。
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桑野被告は、同拘置所に収容中の山口組系暴力団天野組組長、金政基被告(66)=贈賄罪で起訴=を監視カメラのない房へ変更した見返りに家族旅行の代金や車を受け取ったとして逮捕、 起訴された。さらに、金被告から、現金数十万~数万円を5回程度受け取っていたことも明らか になっている。
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桑野被告は平成15年11月から17年6月まで、暴力団など扱いの難しい収容者を入れる「5舎4階」と呼ばれる舎房を担当。この間、武容疑者や暴力団幹部、金被告のほか、山口組組長も収容されていた。(産経新聞)
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一連の暴力団と縁がないような言葉とは裏腹に、二枚舌、三枚舌の使い分けをしていたことが判明した事件でもある。
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最終判決
贈賄
武建一執行委員長 懲役10ヶ月 実刑
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<第5事件=斉藤建材事件>
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2007年3月1日に関西地区生コン支部の湯川裕司執行委員らが、かねて争議中の株式会社斉藤建材を訪れて団体交渉を申し入れた際、暴力行為をふるって傷害を負わせた、窃盗を働いたという容疑で、5月8日、湯川執行委員はじめ合計4人の執行委員、組合員が逮捕された。同時に、組合事務所など17ヶ所が家宅捜索された。
5月28日に4名全員起訴。第1審の第1回公判は8月6日。
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藤建材は大阪府高槻市の生コン会社であるが、輸送部門はバニッシュという別会社に委託している。両社は当時、いずれも斉藤猛司氏が代表取締役、その他取締役も斉藤一族が占める、実質的な同一会社。団体交渉を申し入れた際、暴力行為をふるって傷害を負わせた、窃盗を働いた、というものである。大阪府警は同時に、組合事務所など17カ所を家宅捜索した。
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2005年3月以降、バニッシュで3人の労働者が関西地区生コン支部に加入し、分会を結成した。残業代が支払われない、昼休みがとれない、有給休暇も取れないという奴隷的労働条件の改善と雇用確保を求めたものであった。以降、同年末までは労働条件の改善や事前協議制などに関する労使協定を締結し、円満な労使関係が続いた。同年12月5日、斉藤建材でも1人の労働者が組合に加入したことを通告した頃から会社の態度は急変し、バニッシュの代表取締役に就任した社長が、職場の組合員らに対して「会社を辞めるのか組合を辞めるのか」と組合脱退を迫った。そして、組合員らがこれを拒否すると懲戒解雇したのである。
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逮捕された湯川執行委員をはじめとする4人は、いずれも30才代の若手活動家である。関西地区生コン支部では2005年からの弾圧で、それまでの争議対策など最前線に立ってきた役員たちは執行猶予5年という政治的な判決を受け、実質的に現場活動を封じられており、警察はその4人を狙い撃ちした。と連帯は断定している。
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最終判決
傷害 窃盗容疑
湯川裕司 傷害罪で懲役1年6カ月、執行猶予3年(求刑1年6カ月)
松浦明人 傷害罪につき無罪(求刑1年6カ月)
渡辺州章 器物損壊罪で罰金20万円(求刑1年)
七牟禮時夫 公訴棄却(求刑10カ月)
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<第6事件=関西宇部事件>
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近畿地方で最大手の生コン会社、関西宇部に対し、労使協定の履行を求める正当な組合活動
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セメントメーカー宇部興産株式会社の子会社である関西宇部は、2006年以降、人員補充や日々雇用労働者の就労問題に関する労使協定において、不当労働行為をくりかえし08春闘においても、同じように反組合的な行動を重ねていた。
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2008年4月2日、「大阪兵庫生コン経営者会」と、3つの労働組合(連合・交通労連生コン産業労働組合、全港湾関西地方大阪支部、連帯労組関西地区生コン支部)は、「08春闘協定」を交わした。「経営者会」と3労組の協定は、経営者会加盟の生コン業者及び生コン輸送業者75社を拘束する業種別協定となっている。
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「08春闘協定」には、賃上げ6,500円の実施(日々雇用労働者は日額400円)や年間一時金、福利厚生資金の支給のほか、輸送運賃の引き上げに関する条項(賃上げ6,500円の実施(日々雇用労働者は日額400円)や年間一時金、福利厚生資金の支給のほか、輸送運賃の引き上げに関する条項)が含まれていた。下請輸送業者の労働者の賃上げは、元請の生コン業者が運賃を引き上げないと原資が生まれない。
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関西宇部は、経営者会の加盟会社であり、業界のリーダー的立場にありながら、「運賃協定の履行は経営権の問題である」と主張して、協定履行を拒否。関西宇部の態度に抗議して、2008年7月2日以降、組合は主要工場で相次いで抗議行動を実施。同年7月14日には改めて団体交渉の実施を申し入れたが、関西宇部は、「現時点は団体交渉を行う状況ではない」として団交を拒否。
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組合は、08春闘協定に明記された輸送運賃引き上げを守らず、団交すら拒否する関西宇部の一連の行為は、労働組合法第7条第2号違反であるとして、大阪府労働委員会に対し不当労働行為救済を申し立てた。
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大阪府警は、2009年2月12日、組合が08年7月2日に関西宇部吹田工場での抗議行動が「威力業務妨害」容疑にあたるとして、関西地区生コン支部の執行委員3人、組合員2人の合計5人を逮捕した。
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労使協定を守れと求めた抗議行動が威力業務妨害だとして逮捕され、一昨日の3月3日、2人が起訴猶予で釈放されたものの、残る3人の組合役員たちが起訴された。
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2011年5月13日、関西宇部・北港工場に対する逮捕。高副委員長を含む13人の役員と組合員が逮捕され、13名は全て接見禁止で、10名が大阪市内各所の警察、2名が堺市の警察署、残り1人は泉大津警察に分散している。
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大阪地裁は12/1(木)に不当逮捕13名全員に有罪・執行猶予3年。(高副委員長-懲役1年2ヶ月、M執行委員-懲役8ヶ月、残り11名-懲役6ヶ月。
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最終判決
威力業務妨害
高 英男 懲役1年2か月 執行猶予3年
坂田冬樹 懲役6ヵ月 執行猶予3年
常澤 透 懲役6ヵ月 執行猶予3年
松村憲一 懲役8ヵ月 執行猶予3年
竹友勝弘 懲役6ヵ月 執行猶予3年
平山正行 懲役6ヵ月 執行猶予3年
木村義樹 懲役6ヵ月 執行猶予3年
青木 懲役6ヵ月 執行猶予3年
稲葉 忍 懲役6ヵ月 執行猶予3年
田中勝浩 懲役6ヵ月 執行猶予3年
森 懲役6ヵ月 執行猶予3年
今村 懲役6ヵ月 執行猶予3年
小田 懲役6ヵ月 執行猶予3年
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事件内容と逮捕、裁判判決を報道から抜粋すると、被害者集団・連帯労組と傘下の協組加盟社とみられやすい文書が連帯から発行され、裁判弁護士も国家権力の大弾圧だと解説(連帯の弁護士と左翼系弁護士)している。
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連帯発足から一連を見ると。左翼労組の被害者だと言いながら勝手放題の組合活動、法を無視した零細業者への暴力的な威圧行動に対しては、大半が無抵抗でいるか、傘下に下っている。
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連帯系に組み込まれたら、蜘蛛の巣にかかった虫たちのように、逃れるすべがなく、一時的に離脱しても即反撃にあい連帯労組に戻されてしまう。
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労組傘下の会社は連帯のあらゆる催しごとに強制的に駆り出され、最悪の場合は上記のような抗議活動で逮捕される事態になってしまう。
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