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会社は3億円使った・総務部長!
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その金はどこへ消えた!
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本記事を書くに当たり、週刊誌のように「誇張拡大したり、美辞麗句を並べる」というような芸当は、本紙の一番不得意な部分である。
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表題のような事件は、平成14年に中部国際空港の舗装工事を請け負ったJVが住友商事から奥村組土木興業㈱に、舗装資材調達として発注したが、中部国際空港は山口組弘道会が仕切りであり、挨拶もなしで奥村組土木興業㈱が受注したとして現地プラントの妨害もあり進まず、奥村組の関連下請けにも銃弾が撃ち込まれるという有様だった。
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奥村組土木興業㈱の専務・松岡秀昌氏(現・副社長)は、ルートを辿り当時の山口組五代目の秘書であった板谷金太郎氏に名古屋との交渉を、1億7500万円の業務費を払う約束で頼み、話が付いた。現場には、神戸市湾岸開発㈱の看板を立てることで妨害はなくなった。
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このあと、金銭のデリバリーが始まるが、一部は奥村組土木興業㈱から板谷氏に、一部は神戸市湾岸開発㈱へ振り込まれ、その金は奥村組土木興業㈱の下請け業者・中島興業(熊取町)へ振り込まれた。なぜ奥村組土木興業㈱から来た金を中島興業へ振り込むことになったか分からぬが、その金を含め残金1億2500万円が板谷氏のところへは入っていなかった。
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その金銭デリバリーの中の、奥村組土木興業→神戸市湾岸開発→中島興業へ動いた2540万円1600円が板谷氏へ行かなかったことで、神戸市湾岸開発が中島興業と松岡秀昌氏(奥土役員でなく個人として)を相手取り、損害賠償請求を起こした。
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提訴は神戸地裁に平成28年1月25日、判決は平成29年1月20日であった。
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この間の裁判記録が手に入ったので、それらの記録を本紙上に掲載する。合計8回程度の掲載となるが、仲介に立った板谷金太郎氏、板谷氏は現役であるので代理捌きとして金銭授受を代行した神戸市湾岸開発㈱の原告としての陳述、証人としての板谷氏の陳述、被告として陳述した中島興業の中島忠志氏の陳述書、(奥村組土木興業㈱副社長)松岡秀昌氏の陳述書には、いろいろな関係者の名前が出てくる。
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明日から、訴状の掲載をスタートさせるが、本紙の解説は省き裁判で何が進行されていたのか読者が判断してほしい。
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裁判は正しいことが勝訴するとは限らない。嘘八百を並べ、仕掛けを作り、証拠を残さなければ悪が勝つようになっている。民事事件の場合は、契約書、借用書、念書、録音、立会人などが複数なければ「裁判官を納得させられない」村物語が出来上がっている。反社勢力の一員であるというだけで、法曹村は偏見を持つ。
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今回の民事裁判は資料は、本紙に掲載するという了解のもと提供を受けたことを明記する。
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つづく
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