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評議会は京都府の主導か!
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教授など学校側は事務局に押され!
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各新聞の報道内容は「暴力団組長をめぐる虚偽診断書の作成容疑事件で、家宅捜索を受けた京都府立医科大の吉川敏一学長(69)が解任される方向となった」という解任決定とも見える報道に終始している。
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吉川学長は28日には、記者会見を開く方針には変わりがないようだ。27日午前、大学幹部らで構成する教育研究評議会からの辞任勧告に対し、拒否する意向を伝達。
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評議会は学長を選ぶ学内の学長選考会議に解任を求める発議を出す既定路線で、選考会議(6人)も解任を求める意見が大勢を占めているという報道だが、新聞各紙は各委員6人から解任の言葉を聞いているのだろうか。辞任は不可避の情勢となったという報道の根拠は、山内副知事寄りの事務局長のコメントを活字にしているのではないか。
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学長選考会議は6人の委員で構成し、解任は4人以上の出席で決めることができるが、患者高山総長の執刀医・吉村院長は偽造診断の渦中の人であり、学長選考会議は欠席するだろう。同会議は28日にも開催され吉川学長から弁明を聴く方針だが、その場でいきなり解任の評決を取る暴挙に出ることが予想される。吉川学長から弁明を聞き、改めて選考会議を開く手続きに入るのが普通であるが、時間を置くと学内やマスコミの質問等が出始め、京都府や事務局の「解任既定路線」が崩れることを恐れ、出席者5人と事務局長の6人でいきなり採決し、有無を言わせず解任決議に持ち込むつもりなのであろう。ニュース、新聞も期待を込めて京都府の路線に乗り「過半数が解任を支持する見通し」と断定している。
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吉川学長は、大学付属病院で腎移植手術を受けた暴力団組長の高山義友希受刑者(60)との交際が問題視されている。手術を執刀した吉村病院長と担当医は「刑務所への収容は困難」とする虚偽内容の意見書を大阪高検に提出し、同受刑者の刑の執行停止に影響を与えた疑いが持たれている。という報道であるが、担当医が警察に呼ばれ調書を取られていたことは家宅捜索がされるまで吉村病院長も知らなかったようだ。この2、3日吉村病院長も警察当局の取り調べを受けているようだが、担当医に偽造診断書を書くよう指示したという調書に合わせた取り調べを受けているのだろうというのが大抵の見方である。
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捜査関係者によると、京都府警は、2014年に京都・先斗町のお茶屋「心」で吉川学長と高山受刑者が会食していた情報を把握。家宅捜索後、吉川学長は大学法人の理事会で、飲食店で高山受刑者と2度にわたり会った事実を認めている。
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評議会は吉川学長が偶然という名目の「意図した食事」と捉え、鬼の首でも取ったように24日事務局が主導し一致してという内容を表に、吉川学長に27日正午を回答期限に自発的な辞任を求める勧告書を送っていた。学長は拒否しているが、当然であろう。学校には学校の手続きがあり、評議会という決議権を持たない機関が学長の解任を迫っているのだから関係者なら「事務局の動きを奇異に感じる」筈である。
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京都府と事務局が、解任を一気に進めたなら、解任された吉川学長は名誉のためにでも「裁判に持ち込む」ことは誰でも考えること。黙って受けたら、世間はやはりそうかと結論付ける。
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大阪府や事務局は、拙速な結論を急ぐあまり、危険な道へ歩みだしたようだ。
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