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工事用道路で約3年!
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ボーリングマシンで8kmほど!
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東海旅客鉄道(JR東海)は1月17日、リニア中央新幹線(東京都・名古屋市間)環境影響評価書(静岡県)の事後調査報告書を静岡県と静岡市に提出した。調査の結果、リニアの南アルプストンネル建設に伴い設置する導水路トンネルの工事などを実施しても、環境への影響は少ないと報告した。報告書には、導水路トンネルの測量・用地協議から構造物の完成まで7年程度かかるとの工事工程を初めて示した。
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報告書は、2016年8月の環境影響評価書に示した同市葵区の南アルプスにおけるリニアトンネル工事に合わせ建設する導水路トンネルと工事用道路(トンネル)の環境保全措置や、新たに発生土置き場の候補地とした剃石周辺の環境影響を評価するためにまとめた。
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導水路トンネルの長さは約11㎞。本線トンネル建設で発生する湧水を大井川に自然流下で戻すため、断面積約10㎡のTBM(トンネル・ボーリング・マシン)と同20㎡のNATMを併用し建設する。
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椹島付近から千石沢付近の本線トンネル非常口との連絡坑までをTBM(全長の8割)、同連絡坑から西俣川付近の本線トンネルの取付位置までをNATM(同2割)で掘削する。
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工事用道路は長さは約4㎞。断面積約50㎡のNATMで施工する。西俣川、千石沢の両非常口付近に坑口を設置し、大井川、西俣川と交差しないようにする。
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工事工程として、導水路トンネルは測量・用地協議から構造物の完成まで約7年、工事用道路は約3年かかるとの見通しを示した。着工時期などは未定。
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また、発生土置き場については、評価書に盛り込んだ7カ所のうち、扇沢地区を計画地から外し、新たに剃石地区を加えた。
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報告書の提出を受け、県は2月17日まで県民から意見を募集する。川勝平太知事は「大井川の水資源や南アルプスの生態系への影響が懸念され、環境保全の措置などが必要と判断した場合、JR東海に意見を述べていく」とコメントしている。
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