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三星建設工業・2000万円で落札!
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最低制限価格は1999万円!
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静岡県沼津市が発注した工事の入札を巡り業者に設計額を漏らし落札させたとして、県警捜査2課は12月5日までに、公競売入札妨害の疑いで、市工事検査課の課長補佐、松本一弘容疑者(50)=同市東椎路=を逮捕し、市内の建設会社「三星建設工業」の元社長、植松真一容疑者(47)を再逮捕した。
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植松容疑者は今年3月に実施されたJR東海道線原駅の駐輪場改修工事を巡る一般競争入札でも、市職員から情報を得て落札したとして公競売入札妨害罪で先月8日に起訴されていた。
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松本容疑者と植松容疑者の逮捕容疑は共謀して2018年10月中旬ごろ、当時道路建設課主査だった松本容疑者が道路改良工事の設計額を植松容疑者に教え、2018年11月に実施された一般競争入札で三星建設工業に最低制限価格に近い価格で落札させ、入札を妨害した疑い。
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沼津市によると、道路改良工事の最低制限価格は約1999万円だった。当初参加予定だった3社が辞退、三星建設工業が2千万円で落札していた。松本容疑者は道路検査課で道路の設計や施工、管理を担当していた。
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JR原駅の駐輪場改修工事の入札を巡っては植松容疑者のほか、官製談合防止法違反などの罪で市工事検査課主任(62)が、公競売入札妨害の罪で元市職員(69)が起訴されている。
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同署などによると、2人は業務を通じて知り合い、飲食を共にする仲だった。市職員の男は当時、同工事の設計価格を知る立場ではなく、同署などは何らかの方法で価格情報を入手したとみている。
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市などによると、同工事は市工事検査課課長補佐の男が当時在籍していた道路建設課が担当していたが、男は直接の担当者ではなく、価格情報を知り得る立場ではなかった。
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関係者によると、同工事の価格情報の漏えいを持ち掛けられた市工事検査課課長補佐の男は、同工事を担当していた同僚の机の上に関係書類が置かれていることに気付き、設計価格を盗み見て付箋に書き移したという。その後、静岡市内の飲食店を元社長の男と訪れ、その付箋を渡したとみられる。
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