今年の冬:エルニーニョ現象の発生なし!

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冬にかけて平常状態続く!
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気象庁は8月9日(金)、エルニーニョ監視速報を発表しました。エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態となっており、冬にかけて平常の状態が続く可能性が高い見込み。インド洋熱帯域は海面水温の高い状態が続いているが、秋にかけて解消していくと予測されている。
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7月の実況
7 月のエルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差は0.0℃ で基準値に近い値でした。太平洋赤道域の海面水温は、日付変更線付近を中心に平年より高く、東部で平年並み。海洋表層の水温は中部で平年より高く、東部で平年より低くなった。太平洋赤道域の日付変更線付近の対流活動は平年並で、中部の大気下層の東風(貿易風)は月の前半を中心に平年より弱くなり、このような海洋と大気の状態は、エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態となっていることを示している。
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今後の見通し
7 月に太平洋赤道域の中部に見られた海洋表層の暖水の東進は不明瞭で、東部の海面水温は今後しばらく平年並で推移すると考えられている。エルニーニョ予測モデルは、今後冬にかけてエルニーニョ監視海域の海面水温が基準値に近い値で推移すると予測される。以上のことから、今後秋にかけてエルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態が続く可能性が高いとみられる。
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