ベトナム国家主席:南シナ海問題・日本の役割を支持!

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日本ではベトナム人が急増!
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5月29日から日本を公式訪問するベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席は25日、朝日新聞などの取材に応じ、領有権をめぐって中国と対立する南シナ海問題について、「地域の安定と発展を維持するため、日本の積極的な役割を支持する」と述べ、南シナ海問題における両国の協力関係を強調した。
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南シナ海の西沙(英語名・パラセル)諸島では5月、中国空軍の爆撃機が離着陸訓練を行ったとの情報があり、ベトナム外務省が抗議。4月には、中国漁船がベトナムの漁船に衝突して沈没させる事件があるなど、緊張が高まっている。クアン氏は「日本とベトナムは、南シナ海の航行の自由の保障、紛争の平和的解決の重要性について考えを一つにしている」とも述べ、中国を牽制した。
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クアン氏の訪日は29日から6月2日まで。国賓として天皇、皇后両陛下との面会や、安倍首相との首脳会談が予定されている。近年、日本ではベトナム人が急増しており、多くのベトナム人が働く群馬県も訪ねる。
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今年は、日本とベトナムの国交樹立から45 周年にあたる。クアン氏は「政治、投資、安全保障、文化・人的交流の次なる発展段階に向けて話し合いたい」と語った。
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