ギリシャ・4千億円調達:自力再建へ・国債7年債発行!

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EU支援の期限前に!
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2017年に5年物の国債を発行!
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ギリシャからの報道によると、同国政府は2月8日、7年物国債を発行し、約30億ユーロ(約4千億円)を調達した。欧州連合(EU)の金融支援の枠組みが2018年8月に期限を迎えるのを前に自力再建へ財政余力を高めるのが狙い。
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ギリシャは17年7月に5年債を売り出し、約3年ぶりに国債市場に復帰した。この際は既存債務の借り換えが主な狙いだった。
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ギリシャの17年の実質国内総生産(GDP)は3年ぶりの増加が見込まれている。金融支援と引き換えに進めている財政再建も評価され、市場で取引される国債の利回りが低下。昨年の5年債発行時の利回りは約4.6%だったが、7年債は約3.5%。今後は10年債の売り出しも計画している。
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2017年、ギリシャ政府は3年ぶりに国債を発行すると発表した。また、国際金融市場に復帰する狙いがある。多数のメデイアが報道した。
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2015年、債務不履行に近くあったギリシャはユーロ圏各国に3年間で最大860億ユーロ(日本円にして11兆1000億円余り)金融支援を受けた。同時にギリシャは増税や年金の削減などの措置で財政再建を進めている。
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2017年7月24日、ギリシャは5年ものの国債を新たに発行すると発表した。「ギリシャが国債を発行するのは3年ぶりで、各国からの金融支援が来年夏に終わるのを前に自力での資金調達に向けて国際金融市場に復帰することになる」とNHKニュースが報道した。
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しかし、財政復帰向けの措置は国民の不満を高める。
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2018年2月5日の欧州国債市場で、ギリシャ10年債の利回りが一時、3.7%台をつけて2006年2月以来、約12年ぶりの低水準となった。同国の景気回復に伴い、欧州連合(EU)などによる金融支援を脱却できるとの期待が広がり、買い注文が先行した。
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ギリシャは10年からEUや国際通貨基金(IMF)の融資を受けており、現在の3次支援の期限は18年8月。チプラス政権は17年7月、約3年ぶりに国債を発行するなど自力の財政再建の道を探っている。
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ギリシャ10年債の利回りは財政破綻の懸念が強まった12年8月、終値ベースで40%に迫ったこともあった。
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