㈱ケンコー:創業社長の胸のうち!(1)

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寄せられた内容!
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親和銀行の経営理念は「乗っ取り・転売」!
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過日、人を介してではあるが「時津町の㈱ケンコー」創業者・中橋亨氏が書いた現経営陣、特に田中準社長に対する感情を文書にしたものが送られてきた。ほかに5枚ほどの文書があるが、その中から2種類ほどの文書を選び本紙に掲載する。
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下記文書にもあるが、㈱ケンコーを前から売りに出していたが、6月23日、ケンコーの安全大会の席上で7月20日をもって諫早市の九州ガス㈱に会社を譲渡すると発表があった。
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ここ1週間ほど前、取材進行中に中橋氏は親和銀行より債権債務放棄文書と印鑑証明を要求され提出した。
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【親和銀行の経営理念は「企業に融資し、乗っ取り、転売する」なのか!
始めは、「銀行が救いの手を差しのべてくれた」と思いました。しかし、会社の全株式を銀行に提出しなければならないという条件には随分悩み苦しみました。一方で、多くの友人からは「銀行の言う事をすべて信用したら必ず後悔するよ!」とのアドバイスも受けました。最終的には、お客様・取引先・社員に迷惑を掛けてはいけないとの一念で、「銀行の条件を受諾する」と決断したことを公開しています。
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銀行が指名した社長は、赤字を出しているにも関わらず、就任してすぐ事務所社長室の改修を行い、机・椅子・パソコンをすべて新品に入れ替えしました。このようなことを見ていると、大胆な経営方針で会社を立て直してくれる素晴らしい人間だろうと思い、その手腕に期待していました。
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時間が経過していくうちに、物づくり零細企業での経営実績も経験もないという事を知り、職務に対する姿勢にも疑問を感じるようになりました。
「役員、管理者、社員の人間性、勤勉性、熱意、技術者・職人としての取り組み姿勢を見極めて指導せよ」と言っても無理だと思いますが、本気で立て直そういう気概があれば整理、整頓、政争の現状や無駄の把握くらいは自然に判断できると考えました。しかし、工場の状況を見ると残念、無念。
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役員、管理者に進言すると「批判は聞きたくない」と一蹴されました。社長はワンマンで、組織はイエスマン的体質。「自分が何とかしなければ」という使命感も希薄。現在の課題、問題に対する当事者意識は無いに等しく、課題、問題に真摯に向き合う姿勢は微塵も感じられません。
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2015年9月30日、社長と私(顧問と言う立場でなく“人対人として)で応接室で話し合いを始めて20分ほど経過したころ、私が問題・課題を指摘したことに嫌気を感じたのか、私を無視して社長室に戻られました。私は社長を社長室まで追いかけ、つい「カッ」となり「話を聞いてほしい」と怒鳴り机を蹴りました。社長は突然「警察を呼べ」と叫ばりました。結局パトカー2台と警官5~6人が来る騒ぎになり、望んでいた話はできませんでした。
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リーマンショック後(2008年)徐々に景気は好転し、同業者他社の受注額も増加し利益が出るようになっていました。「㈱ケンコーの受注高は、向こう半年以上あり、ここ3期とも数億の利益が出ている。今のうちに会社を高く買いとるところを探して利益を確定しようとしているようだ」という噂を聞きました。
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中卒で職人から50年かけ生きてきた会社を失い、私にとって最大・最良のパートナーであった家内との死別、自分の未熟さ等々、反省すべき点も多々あります。ここにはかけない出来事もあります。死ぬことも考えました。
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銀行の卑劣なやり方は理不尽でなりませ。“反社会的組織”よりもひどいと思わざるを得ません。
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いまの私にアドバイスがあればご指導ください。どうぞ皆様のご意見をお聞かせください。資料工場の2年近くの状況を5000枚以上カメラに記録しております。また、社長との話し合いの状況も数回録音しています。会社の資金繰りのために妻子を含めて1億7000万円の資金を捻出しましたが、「すべて会社に提供しろ」との要求です。お願いいたします。助けてください。
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株式会社ケンコー 創業者 中橋亨 2016年10月筆】
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<寄せられた本書>

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以上が、送られてきた文書の1枚目である。2枚目以降の文書や親和銀行よりの役員派遣当時の関係文書類は、2回目より掲載する。
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<㈱ケンコーの会社謄本>