鳥栖市給食センター:施工不良問題で市長謝罪!

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今泉建設が手抜き認めているのに!
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教育員会や市長は今泉建設の顔色を!
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4月の熊本地震で鳥栖市学校給食センターの天井の一部が破損し、施工不良が見つかった問題で、橋本康志市長は9月8日の市議会一般質問で、7月下旬に施工不良を確認してから公表するまでに約1カ月かかるなど市の対応が遅れ、復旧工事も遅れたとして謝罪した。
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市は7月23日に天井ボードと壁の間に必要な6cm以上の隙間がないことを確認した。直後に隙間を作るため天井ボードを切断する作業を、建築時の施工業者に一部行わせた。共産党市議が、1カ月も公表しなかった理由や、隙間を作る工事は「隠ぺい工作ではないか」とただした。
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江嵜充伸市教育次長は、隙間不足が判明後、建築当時の施工業者や施工監理業者と現地確認し、対応策の検討に時間を要して「公表が遅れた」と釈明した。天井ボードの切断作業については「隠ぺい工作との指摘を受ける節もあるが、その意図は全くない。誤解を招く判断を申し訳なく思っている」と答えた。
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今泉建設が施工不良を認めたと市が説明してきたことに関し、橋本市長が「市側からの指摘について業者から明確な異論が無く、認めたと類推した」と答弁したため、市議が「納得できない」と反発し議事が中断。約70分後再開し、市長が「市の指摘に対し、施工業者から『異議はない』との発言があっている」と修正した。
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市が当初、原因は「つり天井と廻り縁が衝突及び摩擦により、天井ボードの周囲が一部破損、または剥落した」と説明。6cmの「隙間」のあることを前提に説明してきた。
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責任の所在については「工事にあたっては設計書どおりの施工がなされ、市における施工管理や竣工検査を通して確認してきた。したがって責任の所在を明確にできない」として、夏休期間に復旧工事を発注。
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市は、施工業者・今泉建設が「施工不良を認めた」と発表し「隙間」がなかったことについて、施工当時からあったのか、地震によるものかわからないと曖昧にした。
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設計通り「隙間」が6cmで施工し、地震で天井が揺さぶられたなら、隙間ぜろの反対側は6cm以上の隙間があっても可笑しくない。しかし、吊り金具などの被害は報告されていない。
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この給食センターは文科省の「手引き」にそった耐震設備を導入した施設。 4月の震災で、給食センター以外の公共施設で同様の被害はなく、震度4程度で被害が出るような構造でもない筈。構造欠陥が疑念されていることも事実。市や議会が、構造欠陥がないという調査をどのように構成するのか、市民は同規模の地震が来たら又給食が止まるか心配している。
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