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無許可で野菜くずや焼却灰!
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国連教育科学文化機関(ユネスコ)のエコパークに登録されている静岡市葵区北部の南アルプスの山中に、無許可で野菜くずやアルミ箔などが交じった焼却灰が捨てられていたことが10月27日判明した。市は廃棄物処理法違反の疑いがあるとみて調査している。
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市廃棄物対策課によると、焼却灰が捨てられていたのは、製紙会社「特種東海製紙」(東京都)が一帯を所有する森林の林道脇で、同社の関連会社「特種東海フォレスト」(静岡県島田市)が運営する静岡市所有の山小屋「椹島ロッヂ」の北約2.3kmの地点。市に情報が寄せられ、25日に職員が確認したところ、縦約4m、横約5mにわたり、トマトやダイコンなどの野菜くずが交じった焼却灰が高さ数十cmの山になっていた。
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市はフォレスト社が投棄に関係していた可能性があるとみて、週明けに担当者から話を聴く。同課の長谷川誠課長は「廃棄物にあたるかについて情報収集をしたい」としている。
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フォレスト社は「担当者が不在のため対応できない」と答えた。
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廃棄物処理法では、肥料として使うため一時的に保管する場合などを除き、ごみを許可なく捨てることは私有地でも禁止されている。処分は知事や政令市長の許可を得た廃棄物処理業者に委託しなければならない。
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ユネスコエコパークは、ユネスコが1976年に始めた事業で、自然と人間社会の共生を目的に生態系や生物多様性の保護を目指す。静岡、山梨、長野の3県にまたがる南アルプスは2014年に登録された。
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