山梨県・金属窃盗の被害件数: 半年で過去5年・最多!

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被害額も2億円超!
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背景に価格高騰!
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警察庁が防犯対策強化!
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太陽光発電施設の銅線ケーブルなどを狙った金属窃盗の被害件数が、6月末の時点ですでに過去5年でワーストとなったことが県警のまとめで分かりました。金属価格の高騰が背景にあるとみられ、県警が注意を呼びかけている。
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県警によると、太陽光発電施設の銅線ケーブルなどを狙った金属窃盗事件は年々増加しています。今年は6月までの時点で204件に上り、すでに去年1年間を70件以上、上回っています。また、被害額も2億365万円と過去最多だった去年を上回るペースで推移しています。
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被害が増加している背景には近年の金属価格の高騰があるとみられ、中学校の銘板がバラバラになった状態で、金属の買い取り業者に持ち込まれたケースもあった。

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県警 小柳津明 本部長
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「窃盗グループは複数の都道府県にまたがって犯行に及んでいることから、県警察では関係都道府県警察と連携し捜査を推進している」
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県警は太陽光発電施設の近くで見慣れないグループや県外ナンバーの車両を見かけたら、警察に通報するよう呼びかけている。
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【太陽光発電施設で銅線ケーブル窃盗急増・警察庁 】2024年8月1日
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太陽光発電施設で送電用の銅線ケーブルが盗まれる被害が関東地方を中心に急増しています。金属価格の高騰が背景にあるとみられ、警察庁は、外国人を含む犯罪グループの取締りや防犯対策を強化するとともに、盗品の流通を防ぐ新たな法規制などについても検討を進めています。
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警察庁によると、太陽光発電施設で送電用の銅線ケーブルが盗まれる被害は6月までの半年間に、全国で4161件発生し、1年間の被害が5361件だった去年を大幅に上回るペースで推移している。
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銅を含む金属価格の高騰が増加の背景にあるとみられる。
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被害のおよそ9割が関東地方に集中していて、都道府県別の内訳は
▽茨城県が1196件と最も多く
▽栃木県が821件
▽千葉県が733件
▽群馬県が617件
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銅線ケーブルの窃盗や、その後の流通に関わったとして、半年間に60人が検挙され、その半数近い28人が、カンボジア人。
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そのほか日本人21人、タイ人が5人、ベトナム人が4人などとなっていて、技能実習生として入国した外国人が勧誘され、事件に関わるケースも目立っている。
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警察庁は、犯罪グループの取締りや、事業者と連携した防犯対策を強化するとともに、盗品の持ち込み先や輸出を含む最終的な処分など、実態解明を進めている。
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また盗まれたものの流通を防止するための新たな法規制についても検討を進めている。
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山梨県窃盗ニュース
2024年9月19日
<銅線ケーブル窃盗のカンボジア人「4人以上で現場へ」「報酬は15万円」組織的な犯行明らかに>
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甲州市内の太陽光発電施設から銅線ケーブルを盗んだとされるカンボジア人の男の裁判が9月19日開かれ、報酬として15万円を受け取るなど組織的な犯行の一端が明らかになった。
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カンボジア国籍で群馬県大泉町の無職、ホウ・ヒェン被告(28)は2024年4月、甲州市内の太陽光発電施設からおよそ1800mの銅線ケーブル、762万円相当を盗むなどした罪に問われている。19日の裁判でホウ被告は「間違いありません」などと起訴内容を認めた。
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冒頭陳述で検察側は「ホウ被告は4人以上で犯行現場を訪れ、防犯カメラの配線を切ってから銅線を切断し、車に積み込んだ」と指摘。さらに「盗んだ銅線は栃木県内で151万円で売却され、ホウ被告は少なくとも15万円の報酬を受け取っていた」などと組織的な犯行の一端を明らかにしました。
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また、検察側は同様の窃盗の罪2件を追起訴する方針を示した。
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