逃がした魚は大きかった・大栄環境:三田市焼却炉入札!

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大栄環境は落札できたと思っていただろう!
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福知山市では大栄子会社が中間処理場申請で揉めている!
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2023年4月10日、兵庫県三田市が「三田市新ごみ処理施設整備・運営事業」の入札公告を出した。
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施設概要
ストーカ式焼却(全連続燃焼式)
120t・日(60t・24h×2炉)
粗大ごみ施設 破砕・選別・圧縮方式
14t・5h
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この入札公告に出る以前から、新焼却炉入札は「大栄環境・三菱重工JV」が落札されるだろうと噂されていた。
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焼却炉メーカーでもなく、過去に大栄環境が代表企業となる落札は10数年以上前に1度あったかなと、思い出すのに苦労する来るくらい古い話である。
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それなのに、大栄環境が代表企業として入札に参加するという噂は、現在運転中の「ごみ処理施設の運転管理業務」を大栄環境が落札しているからだ。
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長期運転管理をしていると、その部分では他メーカーが営業するより数段行政と気脈を通じているからである。入札公告が出るまえに行政が業者選択基準を作るとき、過去に代表企業として落札経験があるかを問う一文があるはずだが、三田市はその一分を外すようだというのである。
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いろいろのいきさつは、憶測も入るのでここでは省略するが、12月4の入札結果で、大本命であるはずの「大栄環境・三菱重工JV」がプロポ総合得点6.9ポイント差で「川崎重工・㈱シンキ、奥村組、日興建設JV」に破れてしまったのである。
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入札予定価格   38,914,700,000円(税込)
川重入札価格   32,300,730,000円(税込)落札候補者
大栄入札価格   32,273,665,299円(税込)
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入札内容内訳書を見ると、設計・建築費は1850万円ほど大栄が安かったが、運理維持管理費は1820万円ほど大栄が高かった。トータルでは、270万円ほど川崎重工のほうが高かったが、金額がこのような僅差になるとは誰もおもわない。
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ほぼ互角であったが、技術提案で各項目とも川崎重工の方が少しずつ点数が高く、大栄の技術点37.96に対し川崎重工のほうが44.89と勝り、落札候補は川重グループに決まった。
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結果論から言えば、三菱重工が代表企業となり大栄環境が構成員となっていたなら、答えは変わっていたかもしれない。
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大栄環境の誇りと傲慢さが「行政を手なずけた」と錯覚を起こしたのであろう。確かに業界の雄ではあろうが、業界各社が雄と認めたわけではない。
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この大栄環境、子会社が福知山市で中間処理場の申請をしており、地元自治会と軋轢を繰り返している。つい先日も、福知山市議会で開発の件で市議から質問を受けた市当局。
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福知山の件は、機会があれば改めて取り上げる予定である。
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