世田谷区新庁舎建設・大成建設:工期再延長・6ヵ月の遅れ!

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全国支店で起きる施工管理の甘さ!
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配置図
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また根本的問題で大成建設が恥をさらした。2023年9月完成予定の世田谷区新庁舎第1期(東棟)の一部と区民会館建設で5月30日「主要部のコンクリート整備などの計画に不備が発覚した」と発表したのだ。
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大成建設は延伸に伴う工事完了時期の見通しについて工程や工法を見直した上で7月14日までに区に報告する。内容が定かではないが「コンクリートを固める作業工程を短く算定していた」ことが原因と言っている。簡単に言うと、コンクリート養生期間を短くしていた事になる。
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           太成文書
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建築基準法、JASS5などで、養生期間が規定されており、
硬化する前のコンクリート(生コン)は、適切な温度管理、湿潤状態に保たないと、強度の発現が遅れ、ひび割れの原因となる。
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コンクリートの養生日数と温度の関係は下記です。
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・5日以上、コンクリート温度を2℃以上に保つ(普通ポルトランドセメント)
・3日以上、コンクリート温度を2℃以上に保つ(早強ポルトランドセメント)
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コンクリートは湿潤状態にすることが基本で、湿潤養生の期間は、
・普通ポルトランドセメント(混合セメントA種) ⇒ 5日間
・早強ポルトランドセメント ⇒ 3日間
・中庸熱ポルトランドセメント ⇒ 7日間
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湿潤養生の期間は、
・標準は5日間
・水和反応が早いセメントは、標準日数-2日間(=3日間)
・水和反応が遅いセメントは、標準日数+2日間(=7日間)
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手元に工程表があるわけでないので細かな事は書けないが、標準コンクリートの養生期間は5日間であるところを3日前後で型枠を外したことになる。早強コンクリートを打ったつもりだったのだろうか。
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コンクリート打ち込み時には、コンクリートの種類や内容は十分に把握され、養生期間後の型枠外しは現場監督も担当も十分承知なはずだが、どこの時点で間違えたのだろう。
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