穀物輸出合意:翌日・オデーサ港をミサイル攻撃・ロシア!

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ウクライナが「背信行為」と非難!
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ロシアは提示条件履行を迫るための攻撃か!
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ウクライナ軍はロシア軍が7月23日朝、黒海沿岸の南部オデーサ港に高精度巡航ミサイル「カリブル」4発を発射し、2発が港湾施設に着弾したと明らかにした。
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ウクライナ産穀物の輸出が停滞している問題を巡り、22日に海上輸送再開に向けた合意が成立したばかりで、ウクライナ側は背信行為ととらえて激しく反発している。
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ミサイル打ち込んでどうする。というが、プーチンにとっては「無条件でウクライナの穀物を輸出してもよいと同意したわけではない」と反論するだろう。
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輸出再開合意は、国連とトルコの顔を立てたようなもの。プーチンは、ウクライナ穀物輸出で条件提示をしている。
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7月19日、イランの首都テヘランでトルコのエルドアン大統領と会談し、ロシアによるウクライナ侵攻で滞るウクライナ産穀物輸出をめぐり協議した。この後、プーチン氏は、ロシア産穀物に対する米欧などの制裁緩和が必要だという認識を示した。
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ロシア大統領府の発表では、プーチン氏は会談で、穀物輸出再開について「まだ問題がある」と指摘。AFP通信によれば、プーチン氏は記者団に対し「ウクライナの穀物輸出を手助けするが、ロシア産穀物輸出に関する全制限の解除から始めるべきだ」と条件を提示した。
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米政府は14日に出した文書で、国内の銀行や海運・保険会社などがロシアの農産品や肥料輸出に関する取引を行っても対ロシア制裁に違反することにはならないと明確化した。ウクライナ産穀物の輸出再開に向けた合意締結が視野に入る中、障害を取り除く狙いがある。
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国連とトルコはウクライナ、ロシアとの4者の枠組みで黒海沿岸にあるウクライナ南部の港湾都市オデーサなどから穀物輸出を再開するために協議を進めており、ロシアの農産品輸出を可能にすることが鍵となる。
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13日にトルコのイスタンブールで開かれた4者協議で、ウクライナ産穀物の輸出航路の安全確保などについて協定に署名する見通しとなった。
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米財務省は、農業資源や医薬品・医療機器の販売と輸送は対ロシア制裁に抵触しないと明記したほか、ロシアによる肥料を含む農産品の生産、販売、輸送に制裁は科しておらず、これら品目の輸送に保険・再保険を提供することは禁止していないとした。
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ロシア穀物輸出連盟のエドゥアルド・ゼルニン専務理事は、他の関係国も米国の例に倣い、穀物輸出を妨げている「隠れた制裁」を取り除くよう望むと述べた。
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