ワクチンに「全て懸ける」という菅首相!

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あらゆる事象は行き当たりばったり!
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起死回生の一打はワクチンのはずだったが!
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菅義偉首相は7月4日放送のFMラジオ番組で、新型コロナウイルスのワクチンをめぐり、自らが掲げる7月末までの高齢者接種完了の目標に関し、「ワクチンは切り札だから、もう全てを懸けてやろうと思った。宣言しなければできない」と語った。その上で「7月いっぱいでなんとかできそうだ」と述べ、達成可能との見通しを示した。
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東京五輪・パラリンピックについては、「国民の安全安心に責任を持つのは首相として私の責任だ」と述べ、感染防止対策を徹底して開催する考えを強調した。番組は6月28日に収録された。
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医療従事者等の先行・優先接種は2月17日から開始(接種対象医療従事者等 約480万人:全国知事会調べ)高齢者(約3,600万人)の優先接種は4月12日から開始し接種は終了した。
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政府の掲げる「6月までに高齢者の接種完了」は現実問題として本当に可能だったのだろうか? 安倍政権時代の「アベノマスク」さえ速やかに配れなかった官僚が、さらに複雑なプロセスを要求されるワクチン接種を予定通り進めることなど不可能だと断言している専門家もいる。
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河野太郎や高級官僚は、菅総理の7月中には100万回接種、東京・大阪で大接種を実施するために自衛隊医務官を動員し、スタートしたと思ったら職域での接種(1000人以上)を実施するとし、第1回接種者を早期に65%以上、2回目接種を35%接種に持っていきたいのだろう。ワクチンの確保もないのに、、、。
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契約数量は
モデルナ 5000万回分
アストラゼネカ 1憶2000万回分
ファイザー 1億4400万回分
合計  3億1400万回分
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職域接種のスタートを切った途端に、出来もしない数量を申請しているとし、政府は6月29日、新規の申請受け付けを一時停止している新型コロナウイルスワクチンの企業などでの職域接種について、新たな受け付けを中止する方針を固めた。モデルナ社製ワクチンの供給のめどが立たないためだ。
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モデルナ製ワクチンは9月末までに5000万回分が輸入されるが、すでに職域接種で約3600万回分、自治体の大規模接種で約2400万回分の申請があり、上限を超えたため25日に新規受け付けを一時停止していた。ワクチンの供給能力などを精査して「新規受け付けは難しい」(官邸関係者)と判断した。
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煽りを受けて、各自治体への配布数量も要求量の3分の1になっていることで各自治体の長は政府に要求量を配布しろと強硬意見を表明している。
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日本国中が、菅首相の急ぎ働きに振り回され、テンヤワンヤである。
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このようなドタバタの最中に東京都議会議員選挙の開票が進行中であるが、予想では自民党が優勢第1党であったがどうも危ういようだ。
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菅総理は秋の衆議院選に勝ち。総裁総理選で再選する事しか頭にないのであろう。オリンピックやパラリンピックも選挙と総裁選の手段に利用するのだろうが、無理押しは「大失敗のもと」となりそうだ。
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コロナワクチンのドタバタは国民にも分かり難い内容だ。次回は、いま何が起こっているのか、政府発行文書を調べてみよう。
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