英ヘッジファンド閉鎖:米ゲームストップ株に賭け損失!

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空売りで失敗!
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ビデオゲーム販売の米ゲームストップの株式を空売りしていたヘッジファンド、ホワイト・スクエア・キャピタルが、旗艦ファンドを閉鎖して月内に資金を返還することを投資家に伝えた。
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6月22日、米株市場で個人投資家に人気の高い「ミーム株」(インターネットの情報拡散で取引される銘柄)の急騰が初めに起きた1月に、ゲーム販売のゲームストップ株の下げに賭けて損失を被ったロンドン拠点のヘッジファンド「ホワイト・スクエア・キャピタル」が閉鎖すると伝えた。
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FT紙はホワイト・スクエアの事情に詳しい複数の関係筋と投資家宛て書簡を基に、ビジネスモデルの見直しを経た同ヘッジファンドがメインファンドを閉鎖して月内に資本を返還すると投資家に伝えたと報じた。
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ポールソンのトレーダーだったフロリアン・クロナウィッター氏が運営する同社はビジネスモデルを検証した結果、ファンド閉鎖を決めたという。いわゆるミーム株の急騰によって打撃を受けたヘッジファンドが閉鎖に追い込まれる初の事例の1つだとFT紙は報じている。
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同紙によると、ホワイト・スクエアは1月にパーセンテージで2桁の損失を被ったという。
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FTが投資家宛て書簡を引用して伝えたところでは、ホワイト・スクエアの昨年の好パフォーマンスにもかかわらず大手投資家2社が同年、資金を引き揚げ、手数料の安いパッシブ運用ファンドやプライベートエクイティー(PE、未公開株)に振り向けることを選んだ。
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