新型護衛艦「もがみ」進水:対中・尖閣に対応!

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海自最新鋭の多用途護衛艦!
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2022年3月に就役の予定!
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2月1日に中国が海警局の公船「海警」に武器使用を認める「海警法」を施行。「中国“海警”の第二海軍化が進む」(自民・下村政調会長)と指摘する声があがるなど、沖縄県・尖閣諸島を巡る緊張が高まっている。
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「海警法」が施行されると、岸防衛相は3日の日英外務防衛閣僚会議(2+2)で、すかさず「海警法」を取り上げ日本側の強い懸念を伝達。岸防衛相は記者会見で「中国の海警法は国際法との整合性の観点から問題がある。断じて受け入れられない。“疑念”という私の発言は、こうした問題意識から強く申し上げた。防衛省・自衛隊としては国民の生命・財産、我が国の領土・領海・領空を断固として守るという方針のもと、冷静かつ毅然と対応していく」と強調した。
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海上自衛隊の新型護衛艦(全長133m、排水量3900t)の命名・進水式が3月3日、三菱重工業長崎造船所(長崎市)で行われ、「もがみ」と命名された。2020年11月月に三井E&S造船の玉野艦船工場(岡山県玉野市)で進水した「くまの」に続き、2隻目。
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海自は、中国軍の海洋進出や北朝鮮の弾道ミサイルへの対応など任務が増大する中で、慢性的な人手不足に陥っている。新型艦は船体をコンパクト化し、運用システムを集約化。乗組員は約90人とイージス艦の3分の1程度に抑えた。複数のクルー制も導入し、限られた人員による護衛艦の運用体制を維持する。
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「もがみ」は全長133.0m、幅16.3m、深さ9.0m、喫水4.7m、基準排水量は3900トンで、乗員数は約90名。主機関はガスタービンエンジンとディーゼルエンジンの組み合わせで、軸出力は7万馬力、速力は約30ノット。
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3日に進水した「もがみ」を始めとする3900トン護衛艦は、増大する平時の警戒監視に対応するほか、有事においても対潜水艦戦闘や対空戦闘、対水上戦闘などに加えて、これまで掃海艦艇が担ってきた対機雷戦に関しても、能力が付与されているのが特徴です。
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また従来の護衛艦と比べて、船体のコンパクト化や調達コストの抑制、省人化にも配慮した設計になっているのもポイント。
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いかりも格納でき、レーダーに見つかりにくいステルス性も高めています。カメラによる監視機能やシステムの集約により、乗組員の数は約90人と同じサイズの護衛艦の3分の1。当初は2022年3月の就役を予定していたが、機器の不具合により遅れが出る見込。
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