シンガポール:F35・4機購入決定!

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最終購入数は12機!
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チャンギ海軍基地は米軍の重要基地!
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2019年3月7日、中国メディアの観察者網は、シンガポールが米国からF35戦闘機を購入する計画を明らかにしたことについて、米メディアがすぐに「中国へのシグナルだ」との論調を展開したと報じた。
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シンガポール華字紙・聯合早報は、同国の ウン・エンヘン国防相が3月1日に米国からF35戦闘機4機を購入し、今後さらに8機追加すると発表したことを紹介。すでに米国の政府と国防総省から同意を得ており、トランプ米大統領が2月にリー・シェンロン首相に歓迎を示す書簡を送ったという。
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同国によるF35購入計画について、米CNNは中国と結び付けて専門家の意見を紹介し、「中国に対するシグナルを出した」と報じた。CNNは米シンクタンクの軍事アナリストが「中国はこの一件から、アジア太平洋地域では米国への需要が依然として大きいことを見て取ったはずだ」と述べたこと、豪シンクタンクの軍事アナリストが「シンガポールによるF35購入は、中国に南シナ海の防空ネットワークをどう改善するか、ステルス性を持つF35を艦艇上からどう偵察、ターゲッティングするかを考えさせることになるかもしれない」と論じたことを紹介している。
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これに対して観察者網の軍事評論家は「シンガポールはマラッカ海峡に近い都市国家であり、米国はマラッカ海峡を戦時に掌握する必要がある世界の重要なシーレーンの1つと認識している。米国は長期的にシンガポール軍に自国の先進兵器を提供する便宜を図る一方で、シンガポールのチャンギ海軍基地は米海軍の東南アジア地域における最重要拠点の1つになっている。シンガポールによるF35購入は、安全保障問題における同国の対米依存の姿勢に何ら変化がないことを表すものだ」と解説した。
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