連帯ユニオンと大阪広域協組の対立!その4

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どこへ向かう連帯ユニオン!
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トップの長期不在・上納金も減る一方だが!
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2017年12月12日の輸送ストを境にしてその前後で、連帯ユニオンがどのような動きをしていたのか、見てみたい。
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2017年8月23日の近畿地区生コン関連団体労使懇談会の席上で、武委員長が「和歌山県で大きな問題が発生している」と発表。広域協組がバラ・生コン輸送の運賃に関し、一向前進していないと苦情を発言。
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2017年10月27日、労使懇談会が開かれ、席上、広域協組が独自の輸送部会を立ち上げ運賃含めた輸送の在り方を議論すると発表。
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京都は7月に京都駅八条の新都ホテルで、連合会の結成をしたが、政治的圧力の影響か未だ承認されていない(この件については、本紙も反対の論陣を張った)行政の承認が得られない場合、広域協同組合を作る可能性もあると武委員長は発言。連合会承認が何故遅れているのか、湯川副委員長や久貝理事は武委員長に正確な報告をしていなかったことが伺える。湯川副委員長は連帯系の理事を使い「国会議員を使って京都府に圧を加えたことは間違いなく、2018年1月4日に突然許可が下りた。
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2017年12月20日の労使懇談会で、京都地区の連合会認可は未だ下りないが、連合会は労組から役員を受け入れ、労使一体運営の取り組みと適正価格収受の現実に取り組むとし、認可前に連帯の人間を送り込み、人件費負担や諸経費の負担を押し付ける連帯主導が進んでいた。
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広域協組は、ストライキ対策に10億円の予算計上を懇談会の席上発表。和歌山県の動きと呼応するように広域協組の態度も鮮明にした。武委員長は「和歌山地区は、10数年間モデル地区と言われてきたが、この間、反社勢力を利用し協組と工組を支配するようなグループがあった。工組は理事長を解任して改善に取り組んでいる。どこかに緩みが出たのだろう。緊張感を持って対応すると発言。また、奈良県も大阪からの越境納入が依然として見受けられる。広域協組の報告で、間違った情報が流されている。都合の良い運営体制では崩壊に向かうと発言。
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2017年12月12日からの輸送運賃の適正収受を求めるストライキは、合意形成が図られたため解除したが、広域協組はこの合意を反故にしようとしている。広域協の内部改革も引き続き追及していく。
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2017年11月21日、和歌山県生コン工業組合理事長が解任された。理由は、工業組合の理事長の立場でありながら、第二組合を作り、協同組合の示した価格と違う価格で受注、安売りをしていたと、2018年2月15日に武委員長が状況説明。
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2018年に入り、連帯の牙城が目に見えて崩れ始めている。
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和歌山は組合の混乱で、4月からの値上げも注視となり、大阪からの越境納入が多くあり、まさに不安定な状態である。
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広域協組は6月の労使懇談会の席上で、4月の臨時総会でTYK高槻生コンを除名。5月の理事会で告訴したことを報告。6月26日に広域協組の総会を開催し、終了後に関西オーナー会の総会と和歌山県の連合会総会も行うと発表。
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小競り合いから全面対決に進んでいても、双方、労使懇談会では紳士でるが、経済戦争最中の仮面紳士だ。
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武委員長は、滋賀県も連合会に向けて準備が進みつつあり、和歌山は某会社の策動に乗せられて連合会が休眠状態となっているが、潰れたわけではない。広域協の4人組の策動により4月からの値上げが出来ていない。
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広域協組の発言は、広域協組では連帯とは信頼関係が破壊されていると言わざるを得ない。これから7月にかけ、大阪の状況は大転換するかもしれない。
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次回の懇談会は、8月22日(水)9時半からの予定。この懇談会の席上、武委員長は、連帯関係者が7月以降次々と逮捕され、発言も悪足掻きなのだ。
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8月28日、武委員長が滋賀県警に逮捕された。
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連帯発行の一連の文書を読んでみて思う事は、連帯において武委員長は「裸の王さま」ではなかったのか、各府県連の協同組合で、今何が起きているのか、起きている事象は解決できるのか否か、組織拡大は報告されている通りに進んでいるのか、武委員長の毎号(提言)読んでみて、労使懇談会のセレモニーと実情に乖離があると思うところが多々見受けられる。
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本稿は今回で終わるが、これから滋賀県警も、京都府警も、和歌山県警も、大阪府警も連帯に対する「労働組合を組織した暴力組織の摘発は続く」が、上納金目当てで組織された組合に意図とせずして加盟した企業は、身の振り方を考える時期が来たのだが、、、、どうしますか。
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