希望の党・共同代表選:玉木、大串氏が一騎打ち!

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安保法・改憲で対立!
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やっていることは民進の小型版!
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希望の党の初めての共同代表選挙が11月8日告示され、立候補を届け出た玉木雄一郎(48)、大串博志(52)両衆院議員による一騎打ちの争いとなった。
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集団的自衛権行使を認めた安全保障関連法と憲法9条改正について、玉木氏が容認姿勢を示す一方、大串氏は否定的な立場で、主張は対立している。野党連携への対応も争点となる。10日に党所属国会議員が投票して選出する。
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共同代表は、希望の国会議員団53人の取りまとめ役を担う。衆院選敗北で「一枚看板」だった小池百合子代表の求心力が低下する中、共同代表選にも路線対立が持ち込まれた格好で、亀裂が深まる可能性もある。
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玉木氏は届け出後に記者会見し、安保法について「既に施行されている。白紙や廃止は現実的にはあり得ない」として明確に容認。憲法9条改正は「急ぐ必要はない」としつつも、議論を排除しない考えを示した。小池氏に近い結党メンバーらの支援を受ける。
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大串氏は民進党から希望への合流に際し、安保法を容認する政策協定書に署名したが、衆院選での希望失速を受け、反対姿勢を表明。届け出後の記者会見でも、「容認していない」と明言した。9条改憲についても「不要という立場を明確にしていきたい」と主張した。
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野党協力に関し、玉木氏は「個別の政策や法案の内容に基づき判断する」と限定的。大串氏は立憲民主、民進両党との統一会派結成など再結集を目指す姿勢を示している。
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玉木、大串両氏は必要な8人の推薦人を集めた。泉健太衆院議員(43)と渡辺周元防衛副大臣(55)も出馬を目指していたが、推薦人を確保できず、断念した。
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◇玉木雄一郎氏略歴
玉木 雄一郎氏(たまき・ゆういちろう)東大法卒。財務官僚、民主党政調副会長、民進党幹事長代理。衆院香川2区、当選4回。48歳。
玉木雄一郎 推薦者
〔衆院〕古川元久(8)、近藤和也(2)、斉木武志(2)、伊藤俊輔(1)、源馬謙太郎(1)、関健一郎(1)、西岡秀子(1)
〔参院〕行田邦子(2)
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◇大串博志氏略歴
大串 博志氏(おおぐし・ひろし)東大法卒。財務官僚、首相補佐官、民進党政調会長。衆院佐賀2区、当選5回。52歳。
大串博志 推薦者
〔衆院〕山井和則(7)、田嶋要(6)、牧義夫(6)、岡本充功(5)、寺田学(5)、下条みつ(4)、本村賢太郎(3)、山岡達丸(2)
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