横須賀市・市議会:吉田雄人市長を告発!

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バーベキュー施設を営業!
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「市長から購入指示」メモ、百条委に提出!
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横須賀市の全額出資法人「シティサポートよこすか」が建築基準法に違反した状態でバーベキュー施設を営業していた問題で、市は2日までに、同法違反を指摘された施工業者が「市長から(問題の)コンテナを購入するように言われた」などと発言したとする職員メモを、市議会の地方自治法100条による調査委員会(百条委)に提出した。
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吉田雄人市長は同日の証人喚問で「私から何かを依頼したことは特にない」などと述べ、メモの内容を否定。施工業者も「自分は市長の後援会に入っているが、それを後ろ盾にして何かをする気は毛頭ない。市長の指示で購入したことは全くない」と述べた。
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百条委の調査対象となったのは、横須賀開港150周年記念事業として昨秋実施した帆船招致の経緯。吉田市長は昨年11月の証人喚問で、招致決定前に面談した船長との会話に関して「(招致の話題や念押しは)なかったと記憶している」と証言したが、帆船側の説明と食い違うことから虚偽と判断した。
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バーベキュー事業では、市全額出資法人「シティサポートよこすか」が建築基準法に基づく建築確認の申請をしないまま、コンテナを活用して営業していたことが問題化。

市の是正指導の過程で、市長が担当者に問い合わせや指示をしたかどうかに関する質疑で「特にありません」とした証言が、市職員の証言や法人の内部資料とみられる書類と異なるため、偽証に当たるとした。
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このほか、バーベキュー問題関連で同法人の石渡戸秋司前代表理事と事業に関わった男性職員も同容疑で告発することを決めた。
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市議会は昨年10月に百条委を設置後、帆船招致や違法バーベキュー問題に加え、市長の献金者を職員として採用した問題の計3件を審査してきた。
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横須賀市の全額出資法人「シティサポートよこすか」が建築基準法に違反した状態でバーベキュー施設を営業していた問題で、市議会の地方自治法100条による調査委員会(百条委)は9月13日、「(吉田雄人)市長の公私混同の政治姿勢が市政への不透明な関与につながった」と総括する報告書案を公表した。帆船招致を巡り市長が虚偽答弁したと指摘される問題や、市長への献金者を市職員として採用した問題と合わせて、次回の10月4日に最終報告書をまとめる方針。
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百条委は問題点として
▽市有地で違法建築行為(コンテナハウス使用)が行われた
▽建築基準法の手続きを怠り、バーベキュー施設の営業が行われた
▽百条委への不誠実な対応など、市役所や同法人の隠蔽体質があった
—–ことを挙げた。
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委託先の民間業者側が市長の関与を疑わせる発言をしたり、市長が進捗状況を担当者に問い合わせたりしたとする証言を踏まえ、「実態は市長が懇意にする事業者によって営まれ、市長が違反事案の是正に何らかの理由で関心を寄せている特殊案件として、庁内で認識されていたと考えられる」と総括した。
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報告書案では、同法人の事業が港湾施設使用条例で禁止する転貸(また貸し)状態にあり、これを回避するため途中で民間業者との契約形態を変更したことについて「ねつ造行為が認められる」と非難。同法人の軽率な事業立案や当事者意識の欠如に加え、「市の消極的な関与が是正事務を遅らせた」とも結論づけた。
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百条委は同日、過去の証人喚問で虚偽の陳述があったとして、吉田市長ら3人を地方自治法違反(偽証)の疑いで告発することを賛成多数で決めた。市長については自民、公明、市政同友会、研政の4会派と委員外議員が「告発すべき」と主張。無所属みらいと共産の2会派は「100パーセント虚偽とは言い難い」などとして反対した。
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横須賀市議会は13日、地方自治法100条による調査委員会(百条委)を開き、吉田雄人市長ら3人を同法違反(偽証)容疑で告発することを決めた。帆船「日本丸」招致の経緯について市議会で虚偽答弁があったと指摘された問題や、市の全額出資法人が建築基準法に違反した状態でバーベキュー施設を営業していた問題を巡る証人喚問で、虚偽の陳述があったとしている。10月14日の定例会本会議で議決する見通し。
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