東北新幹線・荒川橋梁補強:置き去りの鉄板117枚!

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JR東日本・東鉄工業に引抜きを指示!
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荒川の河口から25.0kmの地点の荒川に架かる 橋長521.2m、総幅員20.7m(新幹線11.300 m、在来線9.400 m)、最大支間長86.7mの鉄道橋である。東北新幹線と東北本線の支線(通称埼京線)である在来線が一体となっている橋梁で、周囲は住宅密集地であるため騒音と振動の問題を解決すべく、鋼コンクリート合成構造を持つ7径間の1箱形合成桁橋で、道床は弾性直結軌道式を採用している。
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東鉄工業(東京都新宿区)は5月24日、東北新幹線の荒川橋梁きょうりょうで行った橋脚の耐震補強工事で、工事の際に地中に打ち込んだ鉄板の一部を撤去していなかったと発表した。
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橋脚の耐震性に影響はなく、JR東日本は東北新幹線などの運行に影響はないとしている。
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発表によると工事はJR東日本が発注。2015年5月までに行われ、8本の橋脚(幅約17m、厚さ約5m)に厚さ20cmの鉄筋コンクリートを巻き付けて補強した。その際、水をせき止めるなどの目的で計1539枚の鉄板を地中に打ち込んだが、このうち117枚が引き抜けなかったという。今年4月に東鉄工業に情報提供があり、社内調査をしていた。JR東日本は、残された鉄板をすべて引き抜くよう東鉄工業に求めた。
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