新潟県央基幹病院整備:16年下期に設計プロポ!

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工事発注は19年度!
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新潟県は、県央基幹病院整備基本計画(案)をまとめた。整備スケジュールによると、2016年度下期に公募型プロポーザルで設計者を選定し、18年度までに基本・実施設計を固める。19年度下期にも関連工事の発注手続きを進め、20年度から着工する方針だ。22年度の完成を目指す。
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建物面積は3万3000㎡を想定している。病床数は450床を見込む。
主な機能として、
▽救命救急医療と高度・専門的医療の中核的機能
▽地域医療支援の拠点的機能
▽人材の育成・教育機能
▽災害時医療の拠点的機能
--を挙げている。
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建設地は三条市上須頃地内。4万3000㎡程度の敷地を確保する。
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基本計画案は、パブリックコメントや県議会での説明を経て、6月をめどに成案化する。同県の16年度予算には設計委託費などが盛り込まれていないため、今年度の6月もしくは9月補正予算で関連経費を予算化するとみられる。
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農地転用など用地取得に必要な法的手続きは設計と並行して実施する(17-18年度)。19年度に用地を造成した上で、同年度下期から関連工事の発注手続きへと移っていく。開院は23年度を予定。
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新病院は公設民営方式が前提となることから、運営主体は同県の一定の関与が可能な財団法人などの設立を基本とする。そのため、再編対象病院の労働者健康福祉機構燕労災病院、JA新潟厚生連三条総合病院と今後調整する。
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