東京・ふくおか会館:2月3日の判決は・・・!

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判決内容次第では着工できず!
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皇居お堀端に面する福岡県の拠点、ふくおか会館(千代田区麹町1)が設備老朽化に伴い2015年3月29日(日)をもって宿泊業務および飲食業務の営業を終了した。
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半蔵門駅が最寄駅、そして、皇居半蔵門のまん前。ふくおか会館2階に福岡県東京事務所(閉館後は隣接地に移転)がある。運営は「ホテルスカイコート」グループが担当していた。
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施設老朽化により2015年3月29日(前日からの宿泊)限りでホテル・レストランの営業を終了。北隣には英国大使館があり、敷地の広さは約2,470㎡(750坪)。1950年3月、福岡県東京事務所の用地として約500万円で取得した。現在時価は、1㎡あたりの公示価格が302万円であるから、74億5940万円にもなる。
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解体後に福岡県がビルを再建築するのではなく、土地を貸し出すとして公募した。
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跡地は、福岡県東京事務所が引き続き入居することや「ふくおか/fukuoka」等のキーワードを施設名に残すことを条件とし、70年間事業者に賃貸(契約終了後は建物撤去)を前提に公募が行われ、福岡の不動産会社・渡辺地所と住友不動産、西日本新聞の3社JVグループが優先交渉権を取得。
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計画通りならば2016年1月から取り壊し開始し、2018年に7階建ての賃貸オフィスビルが完成する予定。3社は2018年6月完成を目指して地上7階、地下1階のオフィスビルを建設する。福岡県東京事務所はこのビルに入居することになる。福岡県が3社に支払う賃料が年間約4,500万円。福岡県が3社から受け取る土地代は年間3億4000万円。差し引き2億9500万円の黒字となる。この土地は「福岡県の金のなる木」なのだ。
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「福岡県産の食材を利用した飲食店を誘致」「西日本新聞社と連携、福岡県の観光、伝統祭事、物産などをPR」などが盛り込まれた計画ではあるが、ホテル事業は行わない公算が強い。
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ところが、1月末を過ぎても解体工事は着手されない。原因は、旧入居者のレストラン傾斜が、レストラン改装費、厨房設備費、立退き・休業補償等を県に申し立てていたが、交渉は暗礁に乗り上げ、ついに裁判に持ち込まれている。
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その裁判の判決が2月3日にあったはずだが、判決として、どのような内容なのか聞こえてこないが、判明次第関連記事として、本紙上で掲載する。
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