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総裁選の対策強化に向けてか!
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自民党広島県連は4月14日、広島市で大会を開き、岸田文雄政調会長が8年間務めた県連会長職を退き、後任に宮沢洋一元経済産業相を選出する人事案を決めた。「ポスト安倍」をうかがう岸田氏は9月の党総裁選への対応を決めていないが、県連会長の退任は、地元以外に足を運ぶ機会を増やし、機動的に活動する環境作りの思惑もありそうだ。
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岸田氏は会合後、記者団に、総裁選について「まずは政治の信頼回復に取り組んでいくとき。(対応は)その後考える」と明言を避けた。財務省の決裁文書改竄(かいざん)問題などで防戦が続く安倍晋三政権には「国民の厳しい目に応えるべく、しっかり取り組んでもらいたい」と注文を付けた。
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学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画に関し、野党が求める柳瀬唯夫元首相秘書官の国会招致は「真相解明に必要ならば検討すべきでないか」と述べ、容認する考えを示した。
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岸田派(宏池会)内では、総裁選への主戦論と安倍首相からの禅譲を期待する声が交錯し、岸田氏は攻守両にらみで準備を進めている。地方での知名度はライバルの石破茂元幹事長に水をあけられており、岸田氏にとって地方行脚の時間を確保することは課題の一つだった。
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