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地方を頼っても・国会議員を無視しては勝てない!
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自民党の信頼回復に向けた方策を練る議員連盟「日本の明日を創る会」が8月25日、設立総会を国会内で開いた。7月の東京都議選の惨敗を受け、党執行部への提言取りまとめを目指す。加計学園問題や閣僚の失言などで内閣支持率が低迷する中、議連メンバーには安倍晋三首相に不満を抱く議員が多く、「今後の『反安倍』の受け皿になるかもしれない」との見方が出ている。
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呼びかけ人は竹本直一元副財務相、平沢勝栄元副内閣相ら30人。首相に近い麻生、二階両派の議員もいるが、石破派や岸田派の首相と距離を置く議員が目立つ。初会合は国会閉会中にもかかわらず、約20人が出席した。
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竹本氏を含む「入閣待機組」は、存在感を示して次の人事で処遇を狙う思惑もあり、首相との深刻な対立は避けたいのが本音。一方、石破派の参加者は来年の総裁選をにらんでおり、議連は「同床異夢」だ。
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石破派は19人という小所帯で、総裁選の国会議員票獲得には大きな不安を抱える。地方票で圧勝し、国会議員票を動かす戦略を描くだけに派閥幹部は、自民党大阪府連所属の地方議員が8月26日、「ポスト安倍」の一人とされる石破茂・元地方創生相を支援する会を立ち上げたことで「地方票がカギを握るので、ありがたい」と話した。
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自民党は8月29日の総務会で、石原伸晃前経済再生担当相や下村博文前幹事長代行を新総務とする人事を決定した。安倍政権に批判的な声を上げていた石破茂元地方創生担当相は総務から外れ、村上誠一郎元行政改革担当相はとどまる。
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自民党総務会で、メンバーの「総務」を決定した。地域ブロック枠(11人)▽参院枠(8人)▽総裁枠(6人)の計25人で、中国ブロックから総務に選ばれていた石破茂元幹事長(衆院鳥取1区)が交代し、石破派の赤沢亮正衆院議員(同2区)が同ブロックから選出された。
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TVや雑誌対談で持論を披瀝するのは良いが、安倍首相に害をなす人間は外していく方針には変わらない。竹下亘総務会長は総務会後の記者会見で、石破氏が総務から外れた理由について「ブロックの国会議員で相談した」と説明。「批判的な人は(石破氏のほかに)何人もいる。自由闊達(な総務会の雰囲気は大事にしないといけない」と語っているが、それは建前だ。本音は、これからも変わらない。
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