廿日市市・中国道:吊足場崩落死傷事故・アンカー不足!

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アンカー10本打ち込み不足!
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原因の検討結果発表・西日本高速道路!
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廿日市市内の中国道で足場が崩れ5人が死傷した事故について事故原因の検討結果が発表された。
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事故は2025年1月27日廿日市吉和の中国道で改修工事中に吊り足場が崩れ、約20m下に転落し、男性作業員5人が死傷した。
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西日本高速道路中国支社(広島市安佐南区)や広島県警によると、現場は吉和インターチェンジ(IC)近くの山中。老朽化に伴う橋の床面の取り換え工事のため、道路上で路側帯横の壁の外側につり足場を設置する作業をしていた。
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西日本高速道路は3月4日、足場を支えるための作業の不備が事故につながったと発表。
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NEXCO西日本は3月2日に行われた検討会の内容を説明。事故の原因として足場を吊るすチェーンを固定するためのアンカーを計画とは異なる位置に設置したことなどに加え、足場の上に搬入した資材の重さが計画を上回っていた可能性もあるとしている。
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足場の設置計画によると、橋桁の側面にアンカー28本を打ち込み、チェーン28本でつるす予定だった。だが、実際に打ち込まれたアンカーは20本で、チェーンも20本だった。さらにアンカーの打ち込み不足も判明。深さ6.8cm打ち込む必要があったが、少なくとも10本が外に最大1.5cm出ていた。アンカーの設置位置も計画より下だったという。
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これらの作業不備で、橋桁の一部に負荷がかかり、足場は橋桁の一部とともに落下したとみられるという。工事を受注した共同企業体が足場の設置計画を作成した。計画と異なる施工を把握しておらず、「下請けまかせになっていた」と説明しているという。
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今後、追加の点検などをした上で工事を再開する予定。
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